研究課題/領域番号 |
17H02264
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 石川県立看護大学 |
研究代表者 |
浅見 洋 石川県立看護大学, 看護学部, 特任教授 (00132598)
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研究分担者 |
上原 麻有子 京都大学, 文学研究科, 教授 (40465373)
森 雅秀 金沢大学, 人間科学系, 教授 (90230078)
秋富 克哉 京都工芸繊維大学, 基盤科学系, 教授 (80263169)
美濃部 仁 明治大学, 国際日本学部, 専任教授 (50328960)
林 晋 京都大学, 文学研究科, 教授 (40156443)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 西田幾多郎 / 未公開ノート資料 / 水損資料の修復 / 翻刻 / 研究資料化 / 全集別巻刊行 / デジタルアーカイブ |
研究成果の概要 |
1995年10月に西田幾多郎の水損した未公開ノート50冊と大量のメモ類が西田の末裔の自宅から発見された。資料の修復、資料の一次翻刻、二次翻刻を終えたノートの内「倫理学講義ノート」、「宗教学講義ノート」を編集し、2020年9月に『西田幾多郎全集 別巻』として岩波書店から刊行した。また、ノート50冊の全頁を「西田幾多郎ノート類デジタルアーカイブ」として石川県西田幾多郎記念哲学館のホームページ上で、ノート毎に使用言語、書き方の体裁、出典調査の有無などの資料情報を記して公開した。それらの研究成果によって、今日まで日本哲学史において基軸となってきた西田哲学の新たなテキスト、研究資料を提供した。
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自由記述の分野 |
日本哲学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
西田幾多郎の水損した未公開ノート50冊とメモ類5束の修復、資料翻刻を進め、2020年9月には「倫理学講義ノート」「宗教学講義ノート」の計8冊を『西田幾多郎全集 別巻』として刊行した。また、ノート50冊の全頁を「西田幾多郎ノート類デジタルアーカイブ」として石川県西田幾多郎記念哲学館のホームページ上で公開した。さらに、『別巻』の「解題」「後書」等で本資料のもつ学術的意義、社会的意義を明らかにした。それらの研究成果によって、西田哲学形成過程研究の新たな発見とともに、日本哲学史、比較思想研究の深まりが生み出される可能性がある。
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