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2022 年度 研究成果報告書

ヴェーダからポスト・ヴェーダの宗教・文化の共通基盤と重層性の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17H02268
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 中国哲学・印度哲学・仏教学
研究機関東京大学

研究代表者

梶原 三恵子  東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (00456774)

研究分担者 手嶋 英貴  龍谷大学, 法学部, 教授 (30388178)
藤井 正人  京都大学, 人文科学研究所, 教授 (50183926)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワードヴェーダ / ブラフマニズム / ヒンドゥイズム / インド / 南アジア
研究成果の概要

古代インドにおいて、ヴェーダの宗教体系(ブラフマニズム)が紀元前に確立したのち、仏教やジャイナ教などの非正統派宗教が勃興した。また、ヴェーダの内部および周縁から、新しい形の宗教体系(ヒンドゥイズム)が形成されていった。ヴェーダから、非正統派宗教を含むポスト・ヴェーダへの流れの中で、前者は後者に移行し解消したと考えられてきたが、実際にはこれらは並立して存在し、混淆し、互いに影響を与え合って、現代に至っている。本研究は、ヴェーダとポスト・ヴェーダの宗教・文化の間のこうした共通基盤と重層的な構造を多角的に解明した。

自由記述の分野

インド学、ヴェーダ文献学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、インド文献学の複数分野の研究者の協力のもと、インドの宗教・文化の共通基盤と重層的な構造に迫った。従来、ヴェーダの宗教(バラモン教)は、形を変えてヒンドゥー教へ移行していったと理解されているが、この両者は現代に至るまで並存し、時に混交しながら、互いに影響し合ってきている。本課題の研究成果は、インドの宗教・文化の構造に関して、文献学のみならず、歴史学、宗教学、社会人類学など、ディシプリンが異なる分野でのインド研究に対しても、有益な視点と資料を提供することができる。

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公開日: 2024-01-30  

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