研究課題
2019年度は、本研究課題を遂行するために、二回の国際研究集会が開催された。本事業の通算で3回目となる研究集会は、フランクフルト大学における国際ショーペンハウアー協会主催の国際会議Das Hauptwerk. 200 Jahre Arthur Schopenhauers Die Welt als Wille und Vorstellungの第4日(10月26日)に、ショーペンハウアーの主著第四巻の主題である「意志の否定」をめぐって開催され(集会名は「意志の否定とは何か?ショーペンハウアーの救済論と宗教哲学」)、「共苦から意志否定への移行問題」(竹内)、ヘーゲルとショーペンハウアーにおける「社会哲学」(伊藤)、「批判的自然主義」(高橋)等の研究発表が行われた。4回目の国際研究集会は、日本大学文理学部を会場として2020年2月22日から24日までの間に「ショーペンハウアーの新世紀」との題の下に開催され、これまでの研究の総括とショーペンハウアー哲学の可能性とをめぐって研究が進められた。総括的研究としては、「世界概念と学校概念」(M. Ruffing)、「ショーペンハウアーのカント批判」(河村)などの研究が開陳され、一方、ショーペンハウアー哲学の可能性に関する研究としては、「言語批判」(D. Birnbacher)、「動物倫理」(上野山)、「尊厳死」(多田)、「批判史学」(齋藤)等の角度から研究が行われた。繰越期間である2020年度及び2021年度は、国内外とやり取りしながら上記成果を執筆ないし取りまとめるために費やされた。目下、研究成果は、ドイツのKoenigshausen&Neumann社からBeitraegre zur Philosophie Schopenhauersシリーズの一冊として出版することを念頭に、鋭意編集作業を行っている。
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2022 2021 2020 2019 その他
すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (19件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (28件) (うち国際学会 9件、 招待講演 12件) 図書 (14件) 備考 (3件) 学会・シンポジウム開催 (2件)
言語
巻: 24 ページ: 81~99
言語と文化
巻: 22 ページ: 57~78
Voluntas: Revista Internacional de Filosofia
巻: 12 ページ: 1~15
10.5902/2179378667751
ショーペンハウアー研究
巻: 26 ページ: 9~21
メタフュシカ
巻: 52 ページ: 23~33
現代と親鸞
巻: 45 ページ: 233~252
哲学論文集
巻: 57 ページ: 77~103
10.15017/4495892
研究紀要
巻: 99 ページ: 1~15
外国語外国文化研究
巻: XVIII ページ: 1~72
巻: 25 ページ: 44~55
巻: 25 ページ: 24~33
巻: 25 ページ: 34~43
Schopenhauer-Jahrbuch
巻: 101 ページ: 173~188
フィヒテ研究
巻: 28 ページ: 73~86
巻: 101 ページ: 227~240
Teoria. Rivista di filosofia
巻: 40 ページ: 137~146
龍谷哲学論集
巻: 34 ページ: 61~81
Nietzsche-Lektueren
巻: 4 ページ: 319~330
倫理学研究
巻: 49 ページ: 20~35
10.24593/rinrigakukenkyu.49.0_20
http://schopenhauer.org/wwv200/
https://www.schopenhauer.de/veranstaltungsarchiv
https://filosofia.fflch.usp.br/en/eventos/5505