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2019 年度 研究成果報告書

南方熊楠のノート・書き込み・書簡に関するデータベース作成とその分析

研究課題

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研究課題/領域番号 17H02283
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 思想史
研究機関龍谷大学

研究代表者

松居 竜五  龍谷大学, 国際学部, 教授 (40238952)

研究分担者 畔上 直樹  上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (20315740)
橋爪 博幸  桐生大学短期大学部, その他部局等, 准教授(移行) (40412978)
奥山 直司  高野山大学, 文学部, 教授(移行) (50177193)
千本 英史  奈良女子大学, 人文科学系, 教授 (50188489)
安田 忠典  関西大学, 人間健康学部, 教授 (90388413)
唐澤 太輔  秋田公立美術大学, 大学院, 准教授 (90609017)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード比較文化 / 民俗学 / 博物学 / 文化人類学 / 大英博物館 / 文理統合 / 植物学 / データマイニング
研究成果の概要

南方熊楠の学問活動の成果は、書籍や雑誌論文だけでなく、ノート・書き込み・書簡のような未刊行の資料として、重要な部分が残されている。本研究では、これらの資料のデジタル画像化とデータベース化をおこない、これらの資料を総合的に理解するための方法論を確立することを試みた。これにより、熊楠が古今東西の書籍をどのように読み込み、「ロンドン抜書」や「田辺抜書」といった膨大な筆写ノートを作成し、その成果を自分の思想形成にどのように役立てていったかという道筋を、実証的に分析することが可能となったと考えている。

自由記述の分野

思想史

研究成果の学術的意義や社会的意義

南方熊楠の思想は、これまではきちんとした学問的な分析ではなく、根拠のないイメージや発想の飛躍によって語られることが多かった。しかし、熊楠の残した学問的な構想は、今後、国内外のさまざまな分野に影響を及ぼすことができるような緻密で広範囲なものである。今回の研究によって、和歌山県田辺市に残されたこの貴重な学術的遺産の中でも中核をなす、ノート、書き込み、書簡などの可能性を最大限に後世に活かすための基礎的な作業をおこなうことができたと考えている。

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公開日: 2021-02-19  

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