研究課題/領域番号 |
17H02289
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
三村 尚彦 関西大学, 文学部, 教授 (10309205)
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研究分担者 |
村川 治彦 関西大学, 人間健康学部, 教授 (20527105)
小室 弘毅 関西大学, 人間健康学部, 准教授 (30551709)
門林 岳史 関西大学, 文学部, 教授 (60396835)
染谷 昌義 高千穂大学, 人間科学部, 教授 (60422367)
稲垣 諭 東洋大学, 文学部, 教授 (80449256)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 荒川修作 / マドリン・ギンズ / 現代アート / 身体論 / 天命反転 |
研究実績の概要 |
実施計画にもとづき、最終年度である今年度に第4回荒川+ギンズ国際カンファレンスを開催した。会期は2022年3月11-15日の5日間、京都芸術大学を会場として、対面とオンラインのハイブリッド形式で実施した。会期中は、講演、対談、研究発表、一般公募発表(8カ国から12組)に加え、展示、ワークショップなど多彩なプログラムを提供した。最終的な登録参加者は、347名(海外からの参加は66名)、コロナ禍により入場制限し、各日30から60名ほどの対面参加があった。荒川修作、マドリン・ギンズが提示した芸術作品、建築、哲学思想をふまえつつ、22世紀に向けての/22世紀の芸術と哲学のあり方を考察する5日間であった。本カンファレンスの研究成果は、2022年度中に英語書籍として刊行する予定である。 本研究課題の中心的なトピックである荒川+ギンズの遺稿資料のデジタル化とそれにもとづく研究については、上記カンファンスにて、ニューヨーク荒川+ギンズ研究財団と荒川+ギンズ東京事務所が、それぞれ遺稿資料に関連する発表を行った。また海外の招待講演者の発表も、同資料に依拠したものがあり、本研究課題の目的の一つであった遺稿資料の研究者間での共有は十分に達成されたと言える。今後、遺稿資料デジタルデータベースの一般公開は、いくつかクリアすべき問題(著作権関係)があるものの、実現できるように取り組んでいく。 荒川+ギンズ東京事務所が所蔵する(主に荒川の)書簡および掲載誌データベースの構築は順調に進み、まずは「荒川修作+マドリン・ギンズ 文献検索システム」を一般利用可能な形でweb公開した。荒川+ギンズに関心を寄せるすべての方に、関連文献へのアクセスが容易になり、今後さまざまな研究の拡がりが期待できる。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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