研究課題
本研究では、主として19世紀に形成された在外日本関係資料(もの資料および文献資料)の具体的な事例の調査をおこない、それらと19世紀以前の収集をめぐる情況との比較検討を通じて、日本コレクション形成の動向をたどる。令和2年度の主な研究実績は以下の通りである。①ドイツを中心に各地に散在するフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトの息子たち(アレクサンダーとハインリッヒ)の収集資料の調査(ブランデンシュタイン=ツェッペリン家、ヴュルツブルクシーボルト博物館)をおこない、関連文献資料を収集した。②ウィーン世界博物館所蔵ハインリッヒ・フォン・シーボルトのコレクション等を通じて、ウィーン万国博覧会や日本古美術展等、ヨーロッパで開催された日本展示におけるシーボルト兄弟の役割について考察した。③ミュンヘン五大陸博物館、ブランデンシュタイン=ツェッペリン家等における調査研究による最新の研究成果をまとめた論文集『Philipp Franz von Siebold (1796-1866) Sammler und Japanforscher』(AKAMEDON・2022)をドイツで刊行した。④日独交流160周年記念「プロイセン気質の日本人―明治の外交官・青木周蔵の横顔」展(久米美術館・2022年4月16日~6月5日)の開催にあたり、調査撮影画像を提供するなどの協力をおこなった。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 国際共同研究 (4件) 雑誌論文 (32件) (うち査読あり 10件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 図書 (6件) 備考 (3件) 学会・シンポジウム開催 (2件)
Tokyo Metropolitan Edo-Tokyo Museum The 35th Research Report(English Version): Edward Sylvester Morse
巻: 35 ページ: 7-27
Journal of the Scotish Society for Art History: Scotland and Japan
巻: 2022-2023 ページ: 12-17
Philipp Franz von Siebold (1796-1866) Sammler und Japanforscher
巻: - ページ: 101-106
巻: - ページ: 11-37
巻: - ページ: 83-100
巻: - ページ: 142-159
巻: - ページ: 59-82
巻: - ページ: 108-122
巻: - ページ: 123-132
巻: - ページ: 133-139
巻: - ページ: 38-58
洋学 洋学史学会研究年報
巻: 29 ページ: -
海外で《日本》を展示すること 在外資料調査研究プロジェクト報告書
巻: ー ページ: 3-32
1873年ウィーン万国博覧会――日墺からみた明治日本の姿
巻: ー ページ: 121-151
異文化を伝えた人々Ⅲ シーボルトの日本博物館
巻: 3 ページ: 23-49
巻: 3 ページ: 51-75
巻: 3 ページ: 125-143
巻: 3 ページ: 101-124
巻: 3 ページ: 77-99
巻: 3 ページ: 7-22
巻: - ページ: 303-308
巻: ー ページ: 315-322
巻: ー ページ: 83-89
巻: - ページ: 235-242
巻: - ページ: 221-226
巻: - ページ: 227-234
巻: - ページ: 309-314
巻: - ページ: 331-340
巻: - ページ: 341-346
巻: - ページ: 347-350
鳴滝紀要
巻: 31 ページ: 59-81
史書を旅する
巻: ー ページ: 226-229
http://e-zaigai.jp
https://www.rekihaku.ac.jp/up-cgi/login.pl?p=param/pfvs/db_param
https://www.rekihaku.ac.jp/research/list/joint/2010/siebold/index-j.html