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2019 年度 実績報告書

現代インドの英語文学:インド社会の変容とグローバル化のはざまで

研究課題

研究課題/領域番号 17H02318
研究機関熊本県立大学

研究代表者

難波 美和子  熊本県立大学, 文学部, 准教授 (50336971)

研究分担者 森本 素世子  東海学園大学, 心理学部, 教授 (70191046)
小松 久恵  追手門学院大学, 国際教養学部, 講師 (80552306)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワードインドの文学 / 英語文学
研究実績の概要

2018年度の実績を踏まえ、引き続き、インドの英語文学の状況の調査を行った。加えて、2019年度にはインドの英語教育の実情の把握と研究交流を行った。
研究交流として、本年度はデリー大学よりMunish Tamang教授を招聘した。Tamang教授をメイン・スピーカーとして2019年10月に熊本県立大学で開催された日本英文学会九州支部大会において、シンポジウム“English Literature Education in India, Past and Present, With Reference to the Japanese Experience”を開催した。シンポジウムでは斎藤一氏(筑波大学准教授)から日本の英文学教育における政治性、青木敬子氏(明治大学講師)からイギリスにおける英文学教育の生成について紹介があり、英文学教育の多層性が明示された。その後、Tamang教授と熊本県立大学、京都府立大学、淑徳大学の各機関で研究交流を行った。そのほか、横浜市大倉記念館で公開講演会を行い、市民向けにインドの英語文学と教育への理解を図った。今後はTamang教授とともにインドと日本の英語文学教育について研究交流を継続する予定である。
2月と3月には研究協力者がインドに渡航し、情報収集と研究交流を行ったが、3月に予定していた本年度の研究を総括する研究会は、COVID-19感染防止のため、中止となり中断している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2018年度に続き、招聘事業を行った。シンポジウムを中心に研究交流を行い、英語文学研究においてインド英語文学の重要性について、あらためて表示できたと考える。インド英語文学研究の活動についても、認識は広がっていると思われる。
資料収集とインドの読書傾向の調査は継続して行っている。年度末にCOVID-19感染防止のため、取りまとめの研究会が実施できていないが、各研究メンバーによる研究は継続している。

今後の研究の推進方策

本来は、研究交流を進め、現地調査の継続を予定していたが、COVID-19感染防止のため、実地調査や現地での研究交流に限界がある。これまでに収集したデータの整理・分析、作品分析に注力する。オンライン会議アプリケーションを利用した研究会を実施するなどして、研究会メンバー同士の意思疎通を図り、研究を進め、成果の取りまとめを行う。後期以降に実地調査が可能であれば、今後継続する研究に資するよう追加の情報収集等を行うこととする。
年度末に研究成果報告の冊子を作成する予定。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] English Literature Education in India, Past and Present, With Reference to the Japanese Experience2019

    • 著者名/発表者名
      Munish Tamang, 齋藤 一、青木 敬子、難波 美和子
    • 学会等名
      第72回日本英文学会九州支部大会

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公開日: 2021-01-27  

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