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2019 年度 実績報告書

学習改善に向けた日本語聴解認知診断テストの研究開発

研究課題

研究課題/領域番号 17H02349
研究機関日本大学

研究代表者

島田 めぐみ  日本大学, 大学院総合社会情報研究科, 教授 (50302906)

研究分担者 孫 媛  国立情報学研究所, 情報社会相関研究系, 准教授 (00249939)
谷部 弘子  東京学芸大学, 学内共同利用施設等, 名誉教授 (30227045)
保坂 敏子  日本大学, 大学院総合社会情報研究科, 教授 (00409137)
澁川 晶  国際基督教大学, 教養学部, インストラクター (60322327)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード日本語聴解テスト / 認知診断テスト / 回顧的口頭報告 / オンラインテスト / Moodle / CEFR / B1 / アトリビュート
研究実績の概要

2019年度,研究グループによる研究会を16回行い,日本語聴解認知診断テストに関する研究を次の通り行った。(1)開発したテスト第1版の妥当性を検証するために,受験者に解答過程の報告を求める回顧的口頭報告調査を東京学芸大学と東京富士大学の学生を対象に実施した。(2)前年度に実施した予備テストの受験データに関し,認知診断モデルによる分析を行なった。(3)(1)と(2)の結果に基づき,アトリビュートと項目の再検討を行った。(4)新たに作題した項目の妥当性を検証するために,シンガポール国立大学とハワイ大学ヒロ校にて回顧的口頭報告調査を行なった。(5)(4)の結果に基づきテストの修正を行い,第2版テストを完成させた。(6)第2版テストのデータ収集のために,国内の5大学にて調査を実施した。(7)(6)のデータに関し,認知診断モデルによる分析を行い,再度修正を行い,最終版(第3版)テストを完成させた。(8)第3版のテストの項目パラメータ値を計算するためのデータ収集として,タイのコンケン大学にて調査を実施した。
また,2019年6月28日にICU研究例会,8月28日に日本テスト学会,9月11日に日本言語テスト学会,11月24日に日本語教育学会にて研究発表を行った。
上記(8)に関し,2020年3月にベルギーでも調査を実施する予定であったが,新型コロナ感染拡大のため,延期となった。そこで,2020年度に延期して実施するために次年度に研究費の繰越手続きを行なった。
2020年度,当初,ベルギーにて調査を実施する予定であったが,状況が改善されないため,オンラインで調査を実施することを決定した。Moodleに第3版聴解テストを実装する方法を探り, 2月にオンラインテストを完成させた。2月に東京学芸大学の学生を対象にオンラインテストを実施し,動作を確認した。

現在までの達成度 (段落)

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (14件)

すべて 2020 2019 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 2件、 招待講演 2件) 図書 (1件)

  • [国際共同研究] シンガポール国立大学(シンガポール)

    • 国名
      シンガポール
    • 外国機関名
      シンガポール国立大学
  • [雑誌論文] ハワイにおける借用語「kakuma」2020

    • 著者名/発表者名
      島田めぐみ・高橋久子・本田正文
    • 雑誌名

      国語語彙史の研究

      巻: 39 ページ: 75-90

    • 査読あり / 国際共著
  • [雑誌論文] 高度外国人材に求められる「仲介」スキルとは-CEFR 2018 補遺版におけるmediationの分析を通して-2020

    • 著者名/発表者名
      葦原恭子・塩谷由美子・島田めぐみ
    • 雑誌名

      琉球大学国際教育センター紀要

      巻: 4 ページ: 11-35

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 日本語教育におけるデザイン研究のすすめ2019

    • 著者名/発表者名
      保坂敏子
    • 雑誌名

      日本大学大学院総合社会情報研究科紀要

      巻: 20 ページ: 157-168

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 日本語学習者にみられる日本語のジェンダー規範意識―相手言語接触場面と第三者言語接触場面の談話分析から―2019

    • 著者名/発表者名
      髙橋美奈子・谷部弘子・本田明子
    • 雑誌名

      ことば

      巻: 40 ページ: 72-89

    • DOI

      10.20741/kotoba.40.0_72

    • 査読あり
  • [学会発表] 日本語認知診断テストの開発-聴解テストを例に-2019

    • 著者名/発表者名
      島田めぐみ・孫媛・谷部弘子・保坂敏子・澁川晶
    • 学会等名
      日本テスト学会第17回大会
  • [学会発表] 日本語聴解認知診断テスト開発のための予備調査2019

    • 著者名/発表者名
      島田めぐみ・孫媛・保坂敏子・澁川晶・谷部弘子
    • 学会等名
      日本言語テスト学会第22回(2019年度)全国研究大会
  • [学会発表] 回顧的口頭報告による聴解テスト項目の検証2019

    • 著者名/発表者名
      澁川晶・谷部弘子・島田めぐみ・保坂敏子・孫媛
    • 学会等名
      日本語教育学会2019年度秋季大会
  • [学会発表] 日本語教育と研究の繋がり-統計分析を例に-2019

    • 著者名/発表者名
      島田めぐみ
    • 学会等名
      モンゴル日本語教師会 第12回 日本語教育シンポジウム
    • 国際学会 / 招待講演
  • [学会発表] 日本語聴解認知診断テストの開発― 予備試験の開発と分析 ―2019

    • 著者名/発表者名
      澁川晶
    • 学会等名
      ICUグローバル言語教育研究センター 第4回 研究例会
  • [学会発表] 改訂版タキソノミーから見たJFスタンダードの特徴2019

    • 著者名/発表者名
      保坂敏子・藤本かおる
    • 学会等名
      日本語教育学会2019年度秋季大会
  • [学会発表] 自然談話に見る文末表現「カネ」2019

    • 著者名/発表者名
      谷部弘子
    • 学会等名
      現代日本語研究会第 28 回ワークショップ
  • [学会発表] 授業改善のための視点と授業デザイン2019

    • 著者名/発表者名
      谷部弘子
    • 学会等名
      中国日本語教育研究会 第7回大学日本語教師の専門性向上に向けたシンポジウムおよび中堅教師研修会
    • 国際学会 / 招待講演
  • [図書] 新日本語教育を学ぶ-なぜ,なにを,どう教えるか2020

    • 著者名/発表者名
      遠藤織枝・岩田一成・金田智子・小柳かおる・島田めぐみ・福田倫子・本田弘之・谷部弘子
    • 総ページ数
      258
    • 出版者
      三修社
    • ISBN
      978-4-384-05973-1

URL: 

公開日: 2021-12-27  

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