研究実績の概要 |
1. 研究成果の公表(印刷物):(1)論文:ボン大学論文集Nordostasien in Medien, Politik und Wissenschaft(貴志)、韓国・満洲学会の雑誌(貴志)で論文を発表。いずれも戦時期の満洲国における広報宣伝政策について論じる。(2)書籍:『よみがえる 沖縄 米国施政権下のテレビ映像―琉球列島米国民政府(USCAR)の時代』(不二出版、総281頁)(貴志・泉水・名嘉山編著)。米国の沖縄統治政策におけるテレビ・ラジオを用いた広報実態の合同研究成果。(3)DVD:(2)に関する米国NARA所蔵映像資料の復刻に関する企画・監修(同)。その他は「研究発表」欄参照。 2.国際的な討論会:(1)広報メディアからのアプローチは、ハーバード・イェンチン図書館主催の国際ワークショップの報告(貴志)、(2)外交問題からのアプローチは、スタンフォード大学と日本国際問題研究所合同主催による国際シンポジウムでの報告(川島)、(3)エスニック・マイノリティからのアプローチは、華東師範大学における研究ワークショップでの報告(陳)、(4)中国共産党史からのアプローチは、北京大学歴史系主催の国際ワークショップでの報告(石川)などが、研究メンバーの主要成果である。 3. データベースの公開:「絵葉書からみるアジア」(2020年3月)、京都大学貴重資料デジタルアーカイブとして公開。 4. 社会貢献:昨年度末から京都大学総合博物館で継続開催した2018年度特別展「カメラが写した80年前の中国―京都大学人文科学研究所所蔵 華北交通写真」に関するNHK国際放送のドキュメンタリーニュースへの取材協力 : NHK World-JAPAN, “Backstories: History of occupied China through the lens,” June 5, 2019.
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