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2021 年度 研究成果報告書

第一次世界大戦と民間人―「武器を持たない兵士」の出現と戦後社会への影響

研究課題

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研究課題/領域番号 17H02376
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 史学一般
研究機関東海大学

研究代表者

鍋谷 郁太郎  東海大学, 文学部, 教授 (10266356)

研究分担者 黒沢 文貴  東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (00277097)
姉川 雄大  千葉大学, アカデミック・リンク・センター, 特任講師 (00554304)
柳原 伸洋  東京女子大学, 現代教養学部, 准教授 (00631847)
川手 圭一  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (50272620)
剣持 久木  静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (60288503)
勝田 由美  工学院大学, 教育推進機構(公私立大学の部局等), 教授 (80286666)
池田 嘉郎  東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (80449420)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード第一次世界大戦 / 民間人 / 武器を持たない兵士 / 戦後社会 / ドイツ / イタリア / ロシア / ハンガリー
研究成果の概要

史上初めての総力戦になった第一次世界大戦において、「前線」と「国内」の境界線が解けていった。つまり、戦いの場が以前の戦争と違い、限りなく「国内」に入って来た。総力線においては、兵士以外の民間人も何らかの形で戦争に積極的に関与させられ、「武器を持たない兵士」になったからである。その中で民間人の殺戮も日常になっていく。本共同研究では、第一次世界大戦における主要参戦国を取り上げて、総力戦の中で民間人が何を考えて如何なる行動をとって行ったのかを明らかにすると同時に、戦後ヨーロッパ社会への影響を考えていった。

自由記述の分野

ドイツ現代史

研究成果の学術的意義や社会的意義

共同研究の対象国として、ドイツ、イタリア、ロシア、ハンガリー、フランス、そして日本を取り上げた。これらの主要参戦国において「武器を持たない兵士」となった民間人が、4年に亘る長期消耗戦を戦い抜いた心理的背景や物的背景にあったものを明らかにしていった。同時に、総力戦を経験した民間人が、戦後の社会の変貌ー「暴力化」と「民主化」ーに如何に関わっていったのかを解明していった。その成果は、鍋谷郁太郎(編)『第一次世界大戦と民間人』(錦正社、2022年3月)の形で出版された。

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公開日: 2023-01-30  

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