研究課題
2020年度は本研究の最終年度にあたる。本来なら、在外史料の調査のために外国へ出かける計画であったが、パンデミックの影響により、繰り越しとなった2021年度を含め海外出張をすべて取りやめとした。代わりに、国内での史料調査とフィールドワークを行った。調査先は、津市図書館、国立公文書館、国会図書館、国立歴史民俗博物館、長崎歴史文化博物館、国文学研究資料館、宮内庁書陵部、九州大学図書館、日本二十六聖人記念館、大村市歴史資料館、島原図書館松平文庫、國學院大学図書館などである。この他に、オンラインでアジュダ図書館、布教聖省文書館所蔵のイエズス会日本管区布教史関連の史料を調査・収集した。その上で、2021年2月に中間報告集を刊行した。Martin NOGUEIRA RAMOS「Transcription of Jesuit letters related to the anti-Christian repression in Shimabara domain (1626-1629)」、大橋幸泰「【史料紹介】「高谷家由緒書」」、清水有子「徳川政権期の日本・スペイン外交文書(1)」、平岡隆二「キリシタンと和時計関連史料」、岸本恵実「芥川龍之介「切支丹物」にみられる外来語・外国語」、折井善果「近世初期ヨーロッパのインテレクチュアル・ヒストリーからみた平山常陳事件―L・フロレス、P・デ・スニガの司祭身分隠匿問題をめぐって― 」、牧野元紀「前近代ベトナムにおける聖職者養成のための現地教育―パリ外国宣教会西トンキン代牧区のコレージュとセミネール―」、阿久根晋「17世紀中期の「イエズス会日本管区年報」をめぐる覚え書―マカオ・コレジオにおける編纂再開後20年間の布教記録―」、木﨑孝嘉「南欧文書館に眠るセバスティアン・ヴィエイラ関係文書―整理とプロクラドール研究の展望―」が、その内容である。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2022 2021 2020
すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (22件) (うち国際学会 9件、 招待講演 6件) 図書 (20件)
キリシタン文化研究会会報
巻: 157 ページ: 15 - 22
昭和女子大学文化史研究
巻: 24 ページ: 107-121
国語語彙史の研究
巻: 40 ページ: 45-61
Japan review : Journal of the International Research Center for Japanese Studies
巻: 35 ページ: 59~90
10.15055/00007602
メトロポリタン史学
巻: 17 ページ: 107-112
歴史学研究
巻: 1007 ページ: 19-21
日本史攷究
巻: 45 ページ: 87-94
HIROSUE Masashi(ed.)A History of the Social Integration of Visitors, Migrants and Colonizers in South East Asia, Role of Local Collaborators, Toyo Bunko Research Library
巻: 21 ページ: 35-73