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2022 年度 研究成果報告書

インドシナ半島における古代国家の形成:ベトナム・チャーキュウ遺跡からのアプローチ

研究課題

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研究課題/領域番号 17H02413
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 考古学
研究機関立教大学 (2020, 2022)
岡山理科大学 (2017-2019)

研究代表者

山形 眞理子  立教大学, 文学部, 特任教授 (90409582)

研究分担者 鈴木 朋美  奈良県立橿原考古学研究所, 調査部調査課, 主任研究員 (00778673)
重枝 豊  日本大学, 理工学部, 特任教授 (30287586)
中山 誠二  帝京大学, 付置研究所, 教授 (60574142)
久保 純子  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (90275967)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード考古学 / ベトナム / チャーキュウ遺跡 / ミーソン遺跡 / オケオ遺跡 / 林邑 / 瓦 / 編年
研究成果の概要

本研究はインドシナ半島の古代国家・林邑(チャンパ)の王都とされるチャーキュウ遺跡を主な調査対象とする。瓦や土器などの遺物の変遷に加え、放射性炭素年代測定の結果を勘案して考古編年を構築し、遺跡の存続年代を明らかにし、林邑の他の遺跡との関係を追究した。扶南の外港とされるオケオ遺跡の年代観と相互比較し、林邑と扶南の両国を包摂する編年体系を提示した。地理学と植物考古学の調査が遺跡周辺の古環境に迫る手がかりをもたらし、ミーソン遺跡では新出資料の精査と考古地磁気学調査が世界遺産の学術研究に寄与している。

自由記述の分野

考古学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究がチャーキュウ遺跡で考古編年の体系を構築し、それによってベトナム中部各地の遺跡の年代研究に貢献し、かつ、オケオ文化とのクロスデイティンクを行い、林邑と扶南を包摂する編年研究に踏み出した学術的意義は大きい。また、中国起源の瓦の在地化など、土着の文化の視点から林邑の歴史を再構築することで、東南アジアの古代史研究を前進させた。ベトナムの考古学に新たな研究分野と方法を導入した意義も大きい。現地研究機関・行政機関と共同で調査を進め、その成果を彼らの活動を通して地域社会に還元している。

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公開日: 2024-01-30  

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