研究課題/領域番号 |
17H02414
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
梶原 義実 名古屋大学, 人文学研究科, 教授 (80335182)
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研究分担者 |
三舟 隆之 東京医療保健大学, 医療保健学部, 教授 (20418586)
尾野 善裕 独立行政法人国立文化財機構京都国立博物館, 学芸部, 部長 (40280531)
古尾谷 知浩 名古屋大学, 人文学研究科, 教授 (70280609)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 考古学 / 日本史 / 古代寺院 / 窯業生産 / 歴史考古学 / 仏教史学 / 手工業生産 / 三次元計測 |
研究実績の概要 |
本年度は、以下の研究・事業をおこなった。 ・「信仰」班では、豊田市教育委員会および協力者の森泰通の協力をうけ、2021年8月2日から8月24日にかけて、豊田市伊保廃寺(伊保古瓦出土地)の発掘調査を継続した。昨年度検出した基壇南端および推定南西隅の位置を基準とし、基壇の西端および北西隅を検出するためのトレンチ(11トレンチ)を設定した。北西隅は河川改修工事で滅失していたものの、基壇の西側の瓦列等を確認できた。8月21日には発掘調査成果を市民に公開するための現地説明会を開催し、40人以上の参加者を得た。また同日、第5回の科研関係者会議を豊田市でおこない、発掘調査の現地で所見を交換しつつ、研究の総括についての打ち合わせをおこなった。 ・「生産」班では、協力者の井上隼多を中心に、3Dデータの博物館展示等への社会活用のためのWebアプリケーションの開発をおこない、名古屋大学博物館で試験運用をおこなった。 ・「生活」班では、分担者の三舟隆之・古尾谷知浩、協力者の永井邦仁を中心に、生産・宗教と権力構造や地域社会との関係性についての諸論が上梓された。 それらの成果を総合し、科研の総括報告書としての『伊保廃寺発掘調査報告書』(報告編・論考編あわせて238ページ+写真図版)を2022年3月に刊行した。また2022年3月13日には、地元向けの総括シンポジウム「伊保谷からみた豊田市の古代」を実施し、代表者・分担者・協力者それぞれが講演をおこなうとともに、全体討論会をおこなった。本シンポジウムは120名以上の参加者を得、多くの地元マスコミに取り上げられるなど、大きな反響があった。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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