研究課題/領域番号 |
17H02491
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研究機関 | 九州国際大学 |
研究代表者 |
花松 泰倫 九州国際大学, 法学部, 教授 (50533197)
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研究分担者 |
古川 浩司 中京大学, 法学部, 教授 (00340183)
井澗 裕 北海道大学, スラブ・ユーラシア研究センター, 境界研究共同研究員 (10419210)
岩下 明裕 北海道大学, スラブ・ユーラシア研究センター, 教授 (20243876)
田村 慶子 北九州市立大学, 法学部, 教授 (90197575)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | ボーダーツーリズム / 国境観光 / 境界地域 / 境域 / ボーダースタディーズ / 境界研究 / 国境 |
研究実績の概要 |
本研究は、境域独自の人、モノの動態変化の把握を目指す境界研究の知見を手掛かりに、我が国および東アジア境域で生じる国境観光の現状と機能について (1)国境観光の成立基盤、(2)境域社会の変容過程、(3)隣国関係への影響評価の三点について比較検討を行い、国境観光によって境域社会に生じるトランスナショナルな関係を理論的に整理することで、国際関係論研究の中に位置づけることを試みるものであった。2017年度から2019年度までに、対馬釜山境域のみならず、研究分担者とともに東南アジア、八重山台湾、五島済州、中露国境等での現地調査を行った。またその成果は、Association for Borderlands Studies、日本国際文化学会、日本政治学会などで報告を行った。さらに、多数の学術誌へ掲載されたほか、『ボーダーツーリズム―観光で地域をつくる』(北海道大学出版会、2017年)、『つながる政治学:12の問いから考える【改訂版】』(法律文化社、2022年)、『「政治」を地理学するー政治地理学の方法論』(ナカニシヤ出版、2022年)等の書籍で成果を公表した。当初の研究目的を達成するために順調に調査を進めてきたが、2020年度より新型コロナウィルス感染拡大および海外渡航禁止措置により、国境を跨ぐ境界地域での人の移動が不可能となり、国境観光の成立基盤が失われた。対馬釜山地域では、新型コロナウィルス拡大前から日韓関係悪化によって国境を跨ぐ観光客の減少が見られ始めた。さらには2022年2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻により、日露間での人的交流がストップし稚内サハリン間の移動ができない事態となった。(1)「国境観光の成立基盤」が失われることによって、(2)「境域社会の変容過程」(3)「隣国関係への影響評価」の解明が求められるが、本科研終了後での分析、成果の公表が計画されている。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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