研究成果の概要 |
本研究の第1の成果として、二重自己理論の観点からセルフコントロールと意思決定の関係についての知見を整理した(池田, 2019)。第2に、セルフコントロールとそれを可能にするメンタルな資源(意志力)の動学的相互依存関係を明示した動学的効用最大化モデルを構築し、メンタルな疲労が消費者のセルフコントロールと時間選好率形成にどのように影響するかを明らかにした(Ikeda and Ojima, 2021)。第3に、新型コロナウィルス感染症の蔓延がメンタルストレスなどを通じて人々のリスク態度にどう影響したかをパネル調査で明らかにした(Ikeda, Yamamura, and Tsutsui, 2020)。
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