研究課題/領域番号 |
17H02514
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
曽 道智 東北大学, 情報科学研究科, 教授 (60284345)
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研究分担者 |
河野 達仁 東北大学, 情報科学研究科, 教授 (00344713)
伊藤 亮 東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (30516000)
中島 賢太郎 一橋大学, 大学院経営管理研究科, 准教授 (60507698)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 空間経済 / 国際貿易 / 集積経済 / 立地外部性 / ネットワーク / 並行輸入 / 付加価値 |
研究実績の概要 |
1. 移動資本の存在を無視したモデルに基づき、経済厚生の計測式が広く知られている。本研究は移動資本の役割を解明し、その計測方法を修正した。そして、並行輸入にも着目し、国内市場の状況が並行輸入政策への影響を分析していた。 2. 東京都市圏および名古屋都市圏における立地外部性の定量分析を,TSRの企業間取引データを用いて行った。特に,東京都市圏における結果と名古屋都市圏の比較分析を行い、産業構成、企業立地の違いが立地外部性にどのような影響をもたらすかを検証した。 3. 災害による負の生産性ショックのリスクの下での、社会的最適な交通投資政策についての分析を行った。一般的な産業連関構造を考慮した複数地域の新経済地理モデルにおいて、生産性や交通の外生的ショックによる経済的波及効果を表現する計算式の導出した。 4. 企業間ネットワークを通じた集積効果について、特に知的交流の観点からの実証研究を行った。産業集積の形状、共集積の検出および、それにおける企業間ネットワークの役割についての実証研究を進めた。知的交流ネットワークの役割、また、産業集積における企業間ネットワークの役割についての検証も行われ、順調に進展している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
理論も実証も順調に行っており、一部の研究成果は国内外の学会で発表し、国内外の学術誌に掲載・投稿している。
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今後の研究の推進方策 |
ほぼ研究計画調書のとおり行いたい。
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