研究課題
本研究課題最終年度となった2019年度では、「研究開発戦略・組織・人的資源管理の相互作用」のワーキンググループとして、多国籍企業の海外子会社における研究開発と人的資源管理についてオランダ、ドイツ、デンマーク、スイスの政府機関を含むエコシステムと日本企業の研究開発拠点の役割について調査を行った。また、アジアにおける研究開発拠点の国際化に関する論文がAsia Pacific Journal of Managementに掲載され、多国籍企業における受入れ出向人材の本国での経験に関する本文がManagement International Reviewに掲載された。さらに、在タイ日系企業を対象とした経営理念と現地従業員行動に関する研究を国際学会で報告し、グローバル・コンサルティングファームの本社-海外子会社間での知識移転、海外子会社での知識創出のあり方、グローバル戦略とタレントマネジメントの関係性、AI技術の進展に伴うサービスのプロダクト化とタレントマネジメントが果たす知識創出の役割について事例研究を行った。「研究開発の国際分業における知識創造・知識移転プロセス」のワーキンググループとしては、研究開発人材に焦点を当てた仕事と家庭の相互充実とワーク・エンゲージメント・創造的行動との関係の分析や、研究開発人材の国際志向と創造性・国際競争におけるタフネスとの関係について考察した。また、国際バーチャルチームによる研究開発に関する研究や多国籍企業のブリッジ人材の研究を国際学会で報告し、後者はAcademy of Managementの国際経営部会の最優秀論文候補に選ばれた。これらの論文は国際ジャーナルに投稿済みおよび投稿準備中である。さらに、本研究課題の最終目標でもある多国籍企業の国際研究開発と人的資源管理についての理論的統合を検討した考察を国内学会で発表した。
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2020 2019
すべて 雑誌論文 (9件) (うち国際共著 4件、 査読あり 9件) 学会発表 (17件) (うち国際学会 13件) 図書 (7件)
Asia Pacific Journal of Management
巻: not yet ページ: not yet
10.1007/s10490-020-09705-1
Personnel Review
巻: 49 ページ: 1-16
10.1108/PR-12-2018-0480
Employee Relations
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10.1108/ER-06-2019-0240
Asian Business & Management
巻: 19 ページ: 118-144
10.1057/s41291-019-00068-0
10.1057/s41291-019-00075-1
Management International Review
巻: 59 ページ: 825-853
10.1007/s11575-019-00401-x
Academy of Management Best Paper Proceedings
巻: 1 ページ: 1-6
10.5465/AMBPP.2019.15
Japanese Journal of Administrative Science
巻: 31 ページ: 33-55
NTU Management Review
巻: 29 ページ: 193-219
10.6226/NTUMR.201912_29(3).0006