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2022 年度 研究成果報告書

資本・労働面を総合して追跡解明する日韓中米独の経営システムの変化

研究課題

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研究課題/領域番号 17H02571
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 経営学
研究機関星城大学

研究代表者

赤岡 功  星城大学, その他, 研究員 (10025190)

研究分担者 陳 韻如  滋賀大学, 経済学部, 准教授 (00389404)
平野 実  県立広島大学, 経営情報学部, 教授 (00405507)
井村 直恵  京都産業大学, 経営学部, 准教授 (10367948)
朴 唯新  県立広島大学, 経営情報学部, 教授 (20435457)
中岡 伊織  星城大学, 経営学部, 准教授 (50469186)
赤岡 広周  京都産業大学, 経営学部, 准教授 (70571074)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード日本型経営 / ダイバーシティ / コーポレート・ガバナンス / 労働の論理 / 資本の論理 / 取締役
研究成果の概要

本研究は、赤岡(2013)が提唱した「オメガ型分析モデル」という経営システムを分析するための分析枠組みを探求した。本分析モデルでは、経営システムを資本と労働の面から統合的に分析することを目指す。分析で析出されるオメガ型経営システムでは、企業は資本市場と全社レベルで市場原理主義を追求しつつ、労働市場では従業員関係を重視する。
研究対象は、米国、中国、韓国、ドイツである。研究の結果、ドイツではオメガ型経営システムへの移行が観察された。また、一般的には1つの経営システムが代表的なスタイルとして議論されることが多いが、社会経済政治等により同じ国の中でも複数の経営スタイルが存在することが明らかになった。

自由記述の分野

経営学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究には3つの学術的意義がある。第1に、「オメガ型分析モデル」が、1国の経営システムの変化を可視化するだけでなく、国の経営システムを比較する際にも役立つこと、第2に、分析の結果、ドイツは日本と同様に、2010年以降にオメガ型経営システムへと移行し、資本面では市場原理主義を導入しつつも、労働面では従業員関係を重視する経営システムを取っていること、第3に、国の経営システムに付いて議論する際、代表的スタイルがステレオタイプとして議論されることが多いが、実際には社会経済政治情勢の違いにより、国の中にも複数の経営システムが存在することである。このことは、社会的にも、国の産業政策上役立つ示唆である。

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公開日: 2024-01-30  

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