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2021 年度 研究成果報告書

現代家族の過程と実践をめぐる質的研究に対する組織的取り組み

研究課題

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研究課題/領域番号 17H02596
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会学
研究機関聖心女子大学 (2018-2021)
札幌学院大学 (2017)

研究代表者

木戸 功  聖心女子大学, 現代教養学部, 教授 (80298182)

研究分担者 松木 洋人  大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 准教授 (70434339)
戸江 哲理  神戸女学院大学, 文学部, 准教授 (10723968)
安達 正嗣  高崎健康福祉大学, 健康福祉学部, 教授 (20231938)
鈴木 富美子  東京大学, 社会科学研究所, 特任助教 (50738391)
阪井 裕一郎  福岡県立大学, 人間社会学部, 講師 (50805059)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード全国家族調査 / 家族社会学 / 質的調査 / インタビュー / 生活史 / フィールドワーク / エスノメソドロジー・会話分析 / 公共利用
研究成果の概要

日本家族社会学会の事業である全国家族調査(NFRJ)において質的調査を実施した。NFRJ18質的調査研究会を組織し、先行して実施された量的調査より対象者を引き継いだ上で、101件のインタビュー調査とそのうち8件のフィールドワーク調査を実施した。インタビュー調査では家族にまつわる生活史を中心に対面での聞き取りを行い、フィールドワーク調査では、現在の家族生活の一端をビデオカメラにおさめるという方法でデータを収集した。前者については、音声データを文書化し匿名化を施した上で、協力者の同意を得た上で、研究会メンバーによる利用を開始した。後者については、分析に向けたデータセッションを継続して実施している。

自由記述の分野

家族社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

全国家族調査(NFRJ)は、全国規模の定点観測データの構築と、それらのデータを公共利用に供することを目的として実施されてきた。現在のところ、質的調査データの公共利用や二次分析は、日本においては一般的ではなく、環境整備なども進んではいない。しかしながら、社会調査がもつ公共性に鑑み、また、データ分析の妥当性を担保するための一つの方法という観点から、データのアーカイブ化が求められている。これらをふまえて本調査においては、将来的に公共利用することを前提とした計画、設計と実査、およびデータの構築を行った。本調査はデータの公共利用を前提に設計され実施された国内ではおそらく初めての質的調査の取り組みである。

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公開日: 2023-01-30  

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