研究課題/領域番号 |
17H02612
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
木村 美也子 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (80635441)
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研究分担者 |
山崎 由美子 川崎市立看護短期大学, その他部局等, 教授 (00341983)
山崎 喜比古 日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (10174666)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | ネガティブサポート / 受援力 / 精神健康 / Help-seeking / ソーシャルキャピタル / Sense of Coherence / 新型コロナウィルス感染症 / 母親 |
研究実績の概要 |
本研究は,ネガティブサポートの実態とそのインパクトを明らかにし,ネガティブサポートの抑制に向けた実践的な示唆を得ることで,望ましい支援的環境の構築を目指すことを目的としたものである。そのために,未就学児の母親はどのようなネガティブサポートを体験しているのか,それが母親の行動や受援力等にどう関連するのかを明らかにする必要があり,本年は昨年度末に実施したインターネット調査(全国調査)の分析をし,受援力尺度の開発を行った。また,新型コロナウィルス感染症が流行し,この間に特徴的なネガティブサポートの発生が懸念されたことから,追加のインターネット調査を行い,新型コロナウィルス感染症流行期に未就学児の母親が体験するネガティサポート及びその影響などについて明らかにしようと試みた。 分析結果より,わずか4か月の間に母親の精神健康が極めて悪化していたこと,そのリスク要因,ネガティブサポート体験や望ましい支援との関連を急ぎ検討する必要が生じたため,縦断調査の結果を先に発表することとした。さらに災害等,特別な状況下において生じるネガティブサポートについても明らかにする必要があったため,被災地において障害児の親が体験したネガティブサポートについて,広義にNegative social interactionとしてまとめ,国際誌に投稿した。尚,疫学的な観点からの解析が主となったため,疫学分野で活躍する研究者らに研究協力を依頼した。 他に,多様な疫学的分析手法を習得するため,そして未就学児を養育する母親のネガティブサポート体験で非常に多く語られる「高齢者」について,その行動や生活様式への理解を深めるため,高齢者を対象とした大規模疫学研究のレビュー等も行った。
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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