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2020 年度 研究成果報告書

未就学児を養育する母親が遭遇するネガティブサポート及びそのインパクトに関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17H02612
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会福祉学
研究機関聖マリアンナ医科大学

研究代表者

木村 美也子  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (80635441)

研究分担者 山崎 由美子  川崎市立看護短期大学, その他部局等, 教授 (00341983)
山崎 喜比古  日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (10174666)
吉田 穂波  神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 准教授 (20626113)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワードネガティブサポート / 受援力 / 援助要請 / ソーシャルキャピタル / 精神健康 / Well-being / ストレス対処力SOC / 母親
研究成果の概要

未就学児の母親が遭遇するネガティブサポート(NS,不適切な支援)の実態とそのインパクトを明らかにするため,質的調査(母親/専門職他26名対象)・量的調査(各都道府県100名,計4,700名の母親対象)を実施した。母親らの4~5人に1人は妊娠期から子育て期に遭遇した様々なNSにより,医療専門職や子育て支援提供者に相談することを止めたり,頼りたくないという思いを抱いていた。また未就学児の母親の受援力尺度を開発し,信頼性・妥当性を検証した。
量的調査は,実施後4か月目のパンデミック期に追跡調査を実施することができたため,パンデミック期特有のNSの実態とそのインパクトについても探索することができた。

自由記述の分野

公衆衛生学,健康社会学,社会疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により,未就学児の母親が遭遇する多様なNSについて明らかになり,NS体験がその後の援助要請の障壁となる可能性,受援力低下につながる可能性が示唆された。また本研究で開発した受援力尺度は虐待傾向,精神健康とも関連がみられたことから,受援力向上に向けたアプローチの必要性も提起できた。
パンデミック下では幼い子へのマスクの強要など,特有のNSが発生しており,こうしたNS体験と母親の精神健康との関連も示唆された。

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公開日: 2022-01-27  

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