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2022 年度 研究成果報告書

障害者への健康医療情報提供のあり方とヘルスリテラシー概念の再検討に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17H02618
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会福祉学
研究機関国立研究開発法人国立がん研究センター

研究代表者

八巻 知香子  国立研究開発法人国立がん研究センター, がん対策情報センター, 室長 (60392205)

研究分担者 高山 智子  国立研究開発法人国立がん研究センター, がん対策情報センター, 部長 (20362957)
関 由起子  埼玉大学, 教育学部, 教授 (30342687)
田村 俊作  慶應義塾大学, 文学部(三田), 名誉教授 (70129534)
三輪 眞木子  放送大学, 教養学部, 特任教授 (90333541)
北山 裕子  国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 客員研究員 (00747496)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード障害 / ヘルス・リテラシー / アクセシビリティ / ユニバーサルデザイン / がん情報
研究成果の概要

視覚障害、聴覚障害、知的障害等により一般に流通している資料では情報が十分に入手できない人たちにも、提供可能な医療情報の資料は作成可能であること、しかしながら、既に作成されている資料はごくわずかであり、特に聴覚障害や知的障害のある方への資料作成方法については手法も未確立であること、現状では人手をかけた作成が必要となるため、作成できる人材育成から始める必要があることが示唆された。
また、こうした資料の作成には、伝達する医療情報の専門職と障害者のニーズを知る福祉の専門職の協働が不可欠であり、現存する国内機関が単独で作成することは難しく、機関同士の継続的な連携枠組みが必要であることが明らかになった。

自由記述の分野

ヘルスコミュニケーション

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で蓄積した情報媒体作成の試行とそれへの評価、また、国内の情報提供の現状は、障害のある人個人のヘルス・リテラシーの高低に注目して評価を行う以前の課題が示されたといえる。アクセシブルな形態で情報を提供できる環境それ自体に注目した概念、社会環境を評価する発想、社会環境を改善するための方策とそれを測定する指標への着眼をもった研究が必要であることが示唆された。
本研究の実践的取り組みのうち、特に音声版作成の迅速化については実用化され、第3期がん対策推進基本計画の中間評価において「取り組みが進んでいる」と評価されることに貢献した。

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公開日: 2024-01-30  

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