• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2017 年度 実績報告書

教師の学習文化と授業デザインの変容に着目した授業研究の文化化過程の検討

研究課題

研究課題/領域番号 17H02662
研究機関上越教育大学

研究代表者

河野 麻沙美  上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (00539520)

研究分担者 辻村 貴洋  上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (10546790)
辻野 けんま  上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (80590364)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード授業研究 / 教師教育 / レッスンスタディ
研究実績の概要

本研究の初年度にあたる平成29年度は、研究対象である「授業研究」の欧州での普及、実施、及び認知を確認するための資料調査と2年目以降の調査を遂行するための対象選定、及び分析枠組みの構築にあった。授業研究の導入過程で生じる事象に着目している本研究において、実際の状況をターゲットとしている欧州全体から捉えることは基礎的調査となる。
そこで平成29年度は欧州を中心とした教育学や教授学習に係る学会、授業研究の国際学会を中心とした研究発表とその当事者へのヒアリングを行い、状況の把握を試みたところ、研究を基盤とした授業研究(関連プロジェクト)の広がりを確認できた。教師教育の、特に現職教育を中心とした授業研究に加え、教員養成課程や関連する研究プロジェクトの一部として行われていることが把握された。一方で、欧州における研究者と実践者の協働が根付いていないこと、研究成果と実態の乖離についてヒアリング対象者からの指摘を受け、調査、及び分析についてはウェブサイトへの公開も含めて枠組みの再検討を進めることになった。スイス、ドイツ、オランダなどの機関的なプロジェクトに加え、個人レベルでの授業研究の導入が確認されたことから、研究規模や導入機関の規模および実施期間(状況)を踏まえた「普及」「実施」を同定する暫定的定義が課題となった。なお、これは、ウェブサイトでの情報公開時での課題であり、本研究全体の課題ではない。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

欧州を中心としたレッスンスタディの推進・普及状況を国際学会の発表、論文を中心に調査をし、ネットワーキングを進めた。また、2年次以降の調査について研究遂行計画をたてた。
ただし、ウェブサイトの公開については、先方との調整・相互リンクの要件等の関係から平成30年度中としている。

今後の研究の推進方策

初年度の調査と検討を踏まえ、実地への訪問調査に加えて、関係性を踏まえたオンラインでの定期的な研究ミーティングを行うことで事例の収集と理解深化を進めることとする。
ウェブサイトでの情報公開については、論文、及び発表等での公開情報に加え、実態を把握するための別の情報源を加えてフレームを再考し、2年次(平成30年度中)に公開を目指す。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 国際共同研究 (1件)

  • [国際共同研究] ローザンヌ教育大学(スイス)

    • 国名
      スイス
    • 外国機関名
      ローザンヌ教育大学

URL: 

公開日: 2018-12-17  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi