ナノテクノロジーを駆使して作製したナノ光デバイスでは、非常に高い電場増強が実現され、強い光物質相互作用が可能となる。本研究では代表者らが開発してきた高効率蛍光集光デバイスである「ナノ光ファイバ」を水溶液中でも高い蛍光集光効率で利用可能とし、化学分析デバイスへの応用を目指した。主要成果として、①片端ナノ光ファイバを作製し、線虫C. elegansへ応用を行った。②ナノファイバと複合化する金ナノ粒子やダイヤモンドナノ粒子の表面状態と光スピン特性の評価を行った。また液中でのpHによる依存性を定量評価した。③蛍光ナノダイヤモンドを用いて細胞や線虫の温度センシングを実現した。
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