• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 実績報告書

能動変調型・環境TEMによる『純』反応ダイナミクスのオペランド観察技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17H02743
研究機関一般財団法人ファインセラミックスセンター

研究代表者

川崎 忠寛  一般財団法人ファインセラミックスセンター, その他部局等, 主任研究員 (10372533)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード電子顕微鏡 / その場観察 / オペランド / 触媒反応
研究実績の概要

本研究では、電子顕微鏡その場観察において、これまで原理的に避けられなかった電子線照射の影響を除去し、反応現象そのものによって起こる純粋な変化・挙動を直接に観察できる“能動変調型・環境電子顕微鏡”を新規開発し、かつ、それを用いてガス雰囲気下での貴金属ナノ粒子触媒の原子レベル反応場の直視定量解析や、リチウムイオン電池、燃料電池など電解液中での電池反応の定量的な現象解析を行い、反応メカニズムを解明することを目指した。
本年度は、照射電子ビームの変調機構の技術検討を行い、単純な直流電圧印加による電子ビームの場合、300kVで加速された電子ビーム軌道を曲げて試料に届かなくする(照射ビームOFF状態)ためには、数kVを平行平板に印加する必要があり、それを高周波変調するためには電源・制御機構などの大幅な開発が必要であることが明らかとなった。
また、開発技術の生体試料オペランド観察への展開については、グラフェン膜2枚により細菌を内包した液体(培養液)のパッキング観察を試みた。その際、電子ビーム照射が生命活動に影響を及ぼすことも明らかになっており、その場観察には照射電信線の低ドーズ化が鍵となることが明らかになった。

現在までの達成度 (段落)

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021 2020

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] In situ electron microscopy analysis of electrochemical Zn deposition onto an electrode2021

    • 著者名/発表者名
      Sasaki Yuki、Yoshida Kaname、Kawasaki Tadahiro、Kuwabara Akihide、Ukyo Yoshio、Ikuhara Yuichi
    • 雑誌名

      Journal of Power Sources

      巻: 481 ページ: 228831~228831

    • DOI

      10.1016/j.jpowsour.2020.228831

    • 査読あり
  • [雑誌論文] In situ electron microscopic observation of electrochemical Li-intercalation into MoS22020

    • 著者名/発表者名
      Yoshida Kaname、Kawasaki Tadahiro、Kuwabara Akihide、Ukyo Yoshio、Ikuhara Yuichi
    • 雑誌名

      Solid State Ionics

      巻: 357 ページ: 115488~115488

    • DOI

      10.1016/j.ssi.2020.115488

    • 査読あり
  • [図書] 図説 表面分析ハンドブック2021

    • 著者名/発表者名
      日本表面真空学会
    • 総ページ数
      576
    • 出版者
      朝倉書店
    • ISBN
      978-4-254-20170-3

URL: 

公開日: 2022-12-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi