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2019 年度 実績報告書

ナノバイオ界面の単一分子機能・構造解明と機能創発

研究課題

研究課題/領域番号 17H02750
研究機関東京工業大学

研究代表者

原 正彦  東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (50181003)

研究分担者 青野 真士  慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 准教授 (00391839)
矢野 隆章  東京工業大学, 物質理工学院, 助教 (90600651) [辞退]
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードナノバイオ / ナノフォトニクス
研究実績の概要

(1)分子認識反応時に観測されるラマンスヘペクトル変化の解析手法の確立
これまでの実験により得られたラマンスペクトルから分子認識反応機構・ダイナミクスを明らかにするため、密度汎関数法によるラマンスペクトル解析を行った。ペプチド分子のバックボーン構造に依存する分子振動モード(C-O及びC-N伸縮振動)の振動数変化と、周囲の環境変化に鋭敏な振動モード(官能基由来)にも着目し、生体分子間相互作用の種類の解析を試みた。その結果、生体分子認識反応時には、低波数領域に分子間振動由来のラマンバンドが出現し、分子間振動モードを観測することによって生体分子認識反応が起こる瞬間をプローブできることを確認した。
(2)分子間相互作用(分子認識反応)の電気化学的・局所力学的制御
ラマン分光測定に加え電気化学的な摂動や力学的な摂動を局所的に印加することによって、分子間相互作用(分子認識反応)の局所制御を行った。金属探針と金属基板を独立した作用電極として使用し、それぞれの電極表面に修飾した生体分子の表面電荷を独立に制御し、生体分子が近接する際のラマンスペクトル変化を観測し、解析を行った。さらに探針下で単一分子に至る局所力学的摂動を加え、そのラマンスペクトル変化の観測に成功した。例えば光異性化を起こす分子では、力学的な摂動を印加することでも、単一分子レベルで異性化が起きることが、ラマンスペクトル変化から確認された。

現在までの達成度 (段落)

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 探針増強ラマン分光法を用いたナノスケール異性化反応制御とその場分光分析2019

    • 著者名/発表者名
      川瀬道啓、矢野隆章、原 正彦
    • 学会等名
      2019年日本真空表面学会学術講演会
  • [学会発表] 金属ナノキャップアンテナ構造を用いた単一生体分子のラマン分光分析2019

    • 著者名/発表者名
      丸一優理子、矢野隆章、原 正彦
    • 学会等名
      2019年日本真空表面学会学術講演会

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公開日: 2021-01-27  

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