研究課題
基盤研究(B)
超伝導体内に六極磁場等の多極磁場による磁束格子を作り、中性子をこの格子で回折させることで、中性子ビームを強い集光力で集光する新手法を世界に先駆けて開拓することを目指した。超伝導転移点の上下で集光力を比較する実験を行った。集光力の変化は確認できたが、増大させることはできなかった。中性子が多極磁場による磁束格子の回折条件を満たさなかった原因の特定が必要である。
中性子小角散乱法の開発と応用、中性子光学
磁束格子を中性子の制御に応用するための技術開発に挑戦した。しかし、期待通りの成果を得るためには更なる磁束格子デザイン、形成に関する研究が必要である。