研究課題/領域番号 |
17H02885
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
HARTZ MARK 東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 准教授 (70721702)
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研究分担者 |
久世 正弘 東京工業大学, 理学院, 教授 (00225153)
石塚 正基 東京理科大学, 理工学部物理学科, 教授 (40533196)
西村 康宏 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (40648119)
石田 卓 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 講師 (70290856)
角野 秀一 東京都立大学, 理学研究科, 教授 (70376698)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | Particle physics / Photon detectors / Water Cherenkov / Neutrinos |
研究成果の概要 |
本研究は前置水チェレンコフ検出器(IWCD)の実現に向けた基礎研究を進めるものである。研究期間には光センサーの候補となるPMTについて幅広い性能試験を行い、候補を選定した。また、水中でPMTを収めるケースの耐圧と化学的適合性の試験を実行して材質の選定を行い、候補となる高電圧電源の試験も行った。期間中にはIWCDの実験装置についても基本的な設計を進めた。本研究の成果として、IWCDはハイパーカミオカンデ実験の一部として採用され、技術報告書を完成させた。
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自由記述の分野 |
Experimental neutrino physics
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はハイパーカミオカンデ実験の測定精度を向上することを目的とした検出器の基礎研究を進めるものである。ハイパーカミオカンデはニュートリノ振動などについて世界最先端の研究を行う計画である。ニュートリノ振動の精密測定を実現するためには前置検出器により振動前のニュートリノの特性を理解することが重要な課題である。本研究では、IWCDの設計や技術面の実現性の検証を進め、その成果として、IWCDはハイパーカミオカンデ実験の前置検出器として採用されている。
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