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2018 年度 実績報告書

不純物含有人工氷とグリーンランドEGRIPアイスコア中の転位の定量評価技術の構築

研究課題

研究課題/領域番号 17H02957
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

東 信彦  長岡技術科学大学, 工学研究科, 学長 (70182996)

研究分担者 本間 智之  長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (50452082)
高田 守昌  長岡技術科学大学, 工学研究科, 助教 (50377222)
東 久美子  国立極地研究所, 研究教育系, 教授 (80202620)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードX線回折 / 転位密度測定 / 人工氷 / クリープ
研究実績の概要

2017年度に開発した低温で測定可能なX線装置のデータの不具合を解消するために装置の改良を試みた。具体的には、試料高さを精密に測定する冶具の改良と、低温を一定温度に維持できるような断熱を工夫した。また、氷中の転位密度の予測に用いる式の再検討を図った。人工氷を用いたクリープ実験も開始し、その定量評価ができる準備を一部始めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究協力者が予期せぬ健康状態に見舞われたため、予定していた実験がスムーズに進まず、実験が遅滞している。

今後の研究の推進方策

人工氷を用いたクリープ試験を想定通り行い、試料採取位置を徹底管理することで、クリープ変形時に蓄積する転位密度のX線による測定および光学顕微鏡を用いた組織観察を通した定量評価を試みる。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2018 その他

すべて 国際共同研究 (2件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 3件)

  • [国際共同研究] コペンハーゲン大学(デンマーク)

    • 国名
      デンマーク
    • 外国機関名
      コペンハーゲン大学
  • [国際共同研究] AWI(ドイツ)

    • 国名
      ドイツ
    • 外国機関名
      AWI
  • [学会発表] グリーンランドEGRIP計画における2016~2018年の日本の観測活動及び氷床コア解析2018

    • 著者名/発表者名
      東久美子,川村賢二,中澤文男,平林幹啓,永塚尚子,繁山航,尾形純,福田かおり,本間智之
    • 学会等名
      日本地球惑星科学連合2018年大会
    • 国際学会
  • [学会発表] グリーンランド深層アイスコアに含まれる固体微粒子のその場観察2018

    • 著者名/発表者名
      繁山航,永塚尚子,本間智之,高田守昌,東久美子,Weikusat, I.,Drury, M.,Kuiper, E.,Pennock, G.,Mateiu, R.,東信彦,Dahl-Jensen, D.
    • 学会等名
      日本地球惑星科学連合2018年大会
    • 国際学会
  • [学会発表] 微細結晶粒氷のクリープ変形における結晶粒径と含有不純物の影響2018

    • 著者名/発表者名
      猿谷友孝,中島甲葵,高田守昌,本間智之,東信彦,東久美子
    • 学会等名
      日本地球惑星科学連合2018年大会
    • 国際学会
  • [学会発表] 氷期のグリーンランド氷床コアにおける固体微粒子のその場観察2018

    • 著者名/発表者名
      繁山航,永塚尚子,本間智之,高田守昌,東久美子,Mateiu, R. V.,東信彦,Dahl-Jensen, D.
    • 学会等名
      雪氷研究大会
  • [学会発表] 多結晶氷の力学特性・組織変化における結晶粒径の影響2018

    • 著者名/発表者名
      猿谷友孝,高田守昌,本間智之,東信彦,東久美子
    • 学会等名
      雪氷研究大会

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公開日: 2021-01-27  

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