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2019 年度 研究成果報告書

日米最新の人工衛星を使った、木星磁気圏を駆動する物質とエネルギー輸送に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17H02965
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 超高層物理学
研究機関東京大学

研究代表者

吉川 一朗  東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (10311169)

研究分担者 藤本 正樹  国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 教授 (30242811)
土屋 史紀  東北大学, 理学研究科, 助教 (10302077)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード惑星探査 / 外惑星 / オーロラ / 磁気圏 / プラズマ / 衛星大気 / 衛星イオ / 木星
研究成果の概要

地球と同じく強い固有磁場を持つ木星について研究した。木星の周辺にも磁気圏と呼ばれる領域が存在し、その中を木星の月(イオ衛星)がある。衛星イオには火山活動があり、火山から噴出したガスがイオンになることで、土星の輪のようなトーラスを形成している。そして、この火山の影響により、木星の自転周期が変わったり、木星から遠く離れた領域(木星半径の10-30倍程度の距離だけ、反太陽方向に離れた領域)から運ばれてくる電子の量が増えることが分かった。いずれも、前世紀から研究者が、その成否や存在を疑っていたことである。これらの結果は、日本と米国の人工衛星(ひさきとジュノ)のデータを総合的に解析することにより導いた。

自由記述の分野

惑星探査

研究成果の学術的意義や社会的意義

最近の高等学校の理科(地学)の教科書に記述されている外惑星に関する項目は博物学的なものでしかなく、物理としては面白くない。今回の我々の成果は、単純な力学に置き換え理解することもでき、物理を得意とする高校生が、将来、宇宙科学や惑星科学を目指すきっかけとなる解りやすい惑星物理学の例を提示した。
日本の宇宙惑星科学が欧米に引けを取ることなく存在感を維持するためには、日本の得意技術の精悦化にあることを証明した結果である。

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公開日: 2021-02-19  

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