研究課題/領域番号 |
17H02980
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
層位・古生物学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
齋藤 文紀 島根大学, 学術研究院環境システム科学系, 教授 (00357071)
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研究分担者 |
香月 興太 島根大学, 学術研究院環境システム科学系, 講師 (20423270)
瀬戸 浩二 島根大学, 学術研究院環境システム科学系, 准教授 (60252897)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | デルタ / エスチュアリー / 潮汐卓越 / 堆積相モデル / メコン河 / 放棄河道 / 大河川 |
研究成果の概要 |
本研究は,Dalrympleらによって提示されてきた潮汐卓越型のエスチュアリーの堆積モデルを,メコンデルタにおける最新の研究成果に基づき再構築することを目的とした.潮汐が卓越する大河川河口域の堆積作用を再検討した結果,大河川の下流域は河口に向かって川幅が広くなり水深が減少する特徴的な地形と,泥質な砂泥互層の堆積相の堆積物からなることで特徴づけられ,潮汐が地形と堆積作用を支配していることが判明し,新たな潮汐卓越型の下流河口域の堆積モデルを提示した.また放棄分流水路の堆積相は潮汐によって外側から供給される細流堆積物の堆積相で特徴づけられ,潮汐卓越型の放棄分流水路の堆積モデルを初めて提示した.
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自由記述の分野 |
堆積学,第四紀学,地質学,
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は,潮汐が卓越する大河川の堆積作用の理解を深めるとともに,大河川の維持管理に貢献する.現在多くの大河川で砂利採取が行われており,河岸侵食や河道水深の増加による塩水侵入などの環境劣化が問題となっている.本研究は潮汐が影響する河川下流域における堆積作用や物質収支の理解を深め,大河川の維持管理や人間活動の影響評価に貢献する.また今回提示したモデルは地質時代の地層の解釈に新しい見方を提示するもので,特に石油貯留岩の堆積環境の理解や層相分布の解釈に貢献する.
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