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2019 年度 研究成果報告書

大陸誕生:ケルマディック弧と小笠原弧からの検証

研究課題

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研究課題/領域番号 17H02987
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 岩石・鉱物・鉱床学
研究機関国立研究開発法人海洋研究開発機構

研究代表者

田村 芳彦  国立研究開発法人海洋研究開発機構, 海域地震火山部門, 専門部長 (40293336)

研究分担者 宮崎 隆  国立研究開発法人海洋研究開発機構, 海域地震火山部門(火山・地球内部研究センター), 主任技術研究員 (80371722)
石塚 治  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 主任研究員 (90356444)
佐藤 智紀  国立研究開発法人海洋研究開発機構, 海域地震火山部門(火山・地球内部研究センター), 技術スタッフ (90724740)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード海洋島弧 / 大陸地殻 / 安山岩 / 玄武岩 / アンカラマイト / 海洋地殻 / マグマ
研究成果の概要

2013年から現在まで7年近く噴火を続けている西之島の最近の溶岩、および海底火山本体を形成する海底斜面の溶岩を採取して、西之島のマグマが大陸誕生を再現していることを明らかにした。この成果は2018年に日本地質学会の国際誌Island Arcに公表され、本雑誌の2020Island Arc Most Downloaded Awardを受賞した。ケルマディック弧のキブルホワイト海底火山、小笠原弧の土曜火山と調査ターゲットを広げた。
2017年にケルマディック弧のキブルホワイト火山のドレッジ航海を行い、小笠原弧西之島と同様に、大陸を生成する安山岩溶岩を採取し、新しい大陸生成仮説の検証をおこなった。

自由記述の分野

火山岩岩石学、マグマ学

研究成果の学術的意義や社会的意義

地球における大陸の生成は長年の謎であったが、現在噴出する西之島や小笠原弧、ケルマディック弧の海底火山の研究により、その謎は確実に解明されつつある。西之島は安山岩溶岩を噴出するとともに、大陸地殻を形成している段階である。海洋島弧の発達段階が見えてきた。土曜海山は西之島の過去、伊豆大島や三宅島は西之島の未来である。西之島が次の段階に至るまで、伊豆弧の海底カルデラに見られるように、中部地殻の融解、流紋岩マグマの爆発的噴出、海底カルデラの形成が起こりうる。今後、いつ、どのように巨大噴火に移行するかを検討するためには、西之島の次の成長段階を示すと考えられる海形海山や海徳海山などの調査が必要であろう。

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公開日: 2021-02-19  

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