研究実績の概要 |
初年度には、in vitroでハロウラシルを導入した四重鎖RNAモデル系の光反応について評価し、細胞での構造を解析するために必要なデータを収集し、そしてこれらを基盤として、細胞内のテロメア四重鎖RNAの検出に展開する。研究成果としてRNA二量体四重鎖構造を形成することを世界に先駆けて明らかにした (JACS. 139, 2565, 2017; Sci. Rep. 7, 6695, 2017)。さらに逆平行型RNA四重鎖構造を発見した(Chem. Commun. 54, 3944, 2018)。また、19F-NMR による細胞内のテロメアRNA分子構造の解明に成功した (Nucleic Acids Res. 45, 5501, 2017; Nature Protocols 13, 652, 2018)。さらに、テロメアRNAとタンパク質相互作用の解明に成功した (JACS. 139, 7533, 2017; Molecules 23, 237, 2018)。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
(1)RNA二量体四重鎖構造を形成することを世界に先駆けて明らかにした (JACS. 139, 2565, 2017; Sci. Rep. 7, 6695, 2017)。 (2)逆平行型RNA四重鎖構造を発見した(Chem. Commun. 2018 , 54 , 3944)。 (3)19F-NMR による細胞内のテロメアRNA分子構造の解明に成功した (Nucleic Acids Res. 45, 5501, 2017; Nature Protocols 13, 652, 2018)。 (4)テロメアRNAとタンパク質相互作用の解明に成功した (JACS. 139, 7533, 2017; Molecules 23, 237, 2018)。
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