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2019 年度 研究成果報告書

生活関連物質から生じるハロゲン化アリール類の水圏汚染化学とリスク削減に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17H03094
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 グリーン・環境化学
研究機関岩手大学

研究代表者

寺崎 正紀  岩手大学, 人文社会科学部, 教授 (10363904)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード防腐剤 / 水質汚染 / 生態毒性 / 受容体結合活性 / ハロゲン化副生成物
研究成果の概要

医薬品やパーソナルケア製品に含まれる化学物質について、水処理工程で生じるハロゲン化体に焦点をあて水圏での挙動と生態系への影響を評価した。結果は防腐剤として知られるパラベンの臭素化体が季節を通じてほぼ検出され、臭素の数およびパラベン側鎖の炭素数の多い物質ほど河川濃度が高いことが判明した。急性毒性や薬物代謝酵素を誘導する活性(AhR活性)も強く、高リスク因子であることが判明した。

自由記述の分野

環境毒性化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

日常的に使われている防腐剤が消毒工程で水に含まれる微量の臭素と反応して臭素化体となり、水環境を汚染していることを世界で初めて明らかにした。特に分子量の大きい防腐剤は臭素化されると、汚染濃度や毒性が相乗的に高くなり、水生生物に対して高リスクであることが判明した。これら高リスクの物質について重点的に環境モニタリングをする必要性を示した。

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公開日: 2021-02-19  

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