従来,磁気浮上巻線と電動機巻線が別々に固定子コアに施されていたベアリングレスモータにおいて,モータ構造の簡素化とトルク増加を図るため,巻線を1種類に統合する設計手法を確立し,さらにモータ駆動周波数5kHzでの高速駆動を,本研究目的とした.成果として,零相電流制御を基にした「3コイルのみを用いた2自由度制御形ベアリングレスモータ」および「四相統合巻線形ベアリングレスモータ」,さらには「三相埋込磁石形モータへの磁気支持力発生機能の統合・制御手法の提案」,および永久磁石を固定子側に配置し,直流・交流磁束を統合した「6極ベアリングレスモータの10万rpmでの駆動」を実現した.
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