• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

混合蒸気同軸導入フィルタードアーク蒸着装置の試作と高機能高密度カーボン膜の開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17H03217
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 電力工学・電力変換・電気機器
研究機関豊橋技術科学大学

研究代表者

滝川 浩史  豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (90226952)

研究分担者 清原 修二  舞鶴工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (40299326)
金子 智  地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所, 電子技術部, グループリーダー (40426359)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード真空アーク / パルスアーク / 電子ビーム蒸着 / 薄膜コーティング / ダイヤモンドライクカーボン / 機能性薄膜 / 耐熱性
研究成果の概要

本研究では,フィルタードアーク蒸着(FAD)装置に,電子ビーム(EB)蒸着源を併用した新規のフィルタードアーク蒸着システムを新たに設計・開発した。開発したEB蒸着併用FAD装置を用いて,水素フリーかつ任意のSi含有量を持つSi-DLC膜を作製した。作製したSi-DLC膜は,高耐熱性膜として期待されたが,膜中に酸素が混入し,高い耐熱性は得られなかった。酸素混入は装置本体の性能が原因と考えられる。したがって,開発装置は,より高真空な環境を用意することで,Si-DLC膜の新たな可能性の検討に貢献できると期待される。

自由記述の分野

プラズマ応用工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で開発した装置により,新規DLC膜の開発促進が期待できる。特に,Si-DLCのような高い耐熱性を持つDLC膜の実現は,ガラスレンズのモールド用材料(硝材)の利用範囲を拡大する。高屈折率の硝材が利用できるようになると,レンズの小型化・軽量化が可能となり,映像情報機器端末の高性能化に寄与できる。また,切削回転が高いほど,工具に要求される耐熱温度は高いことから,高回転切削工具用保護膜としても期待される。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi