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2021 年度 研究成果報告書

高Ic高温超伝導線材の創出のための磁気科学的材料エンジニアリング

研究課題

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研究課題/領域番号 17H03235
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 電子・電気材料工学
研究機関京都先端科学大学 (2019-2021)
京都大学 (2017-2018)

研究代表者

堀井 滋  京都先端科学大学, 工学部, 教授 (80323533)

研究分担者 下山 淳一  青山学院大学, 理工学部, 教授 (20251366)
一瀬 中  一般財団法人電力中央研究所, 電力技術研究所, 上席研究員 (70371284)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード磁場配向 / 回転変調磁場 / 磁気異方性 / 双晶
研究成果の概要

本研究課題で、回転変調磁場下における希土類系高温超伝導(RE123)材料の配向挙動やRE123粒子の双晶組織を明らかにし、物質側・磁場発生側の両側面からRE123材料の高度配向化を実現する指針を得た。また、磁場配向法を連続製造プロセスとして利用できるリニア駆動型回転変調磁場発生装置を用いてDy123の2軸配向体の作製に成功した。粒間結合などの問題があり臨界電流特性は不十分であり課題が残っているが、磁場配向法が高温超伝導線の理想形である「高配向性」と「大断面積」を両立した希土類系高温超伝導材料の製造基盤技術として有用であることを実験的に明らかにした。

自由記述の分野

電子材料工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

2軸磁場配向法は室温で行えるエピタキシーフリープロセスであり、粉末原料を擬似単結晶に変換する技術である。本研究課題は材料科学と磁気科学を融合した新しい学理を構築し、高度な電気・電子材料を創出しようとするこれまでにない研究である。
超伝導分野では、従来技術では実現できない高温超伝導線の理想形である「高配向性」と「大断面積」を両立した高い送電能を有する高温超伝導線の新製造法となりうる。低磁場配向技術など安価な製造プロセスの開発により実用金属超伝導線レベルの性能コストにつながる可能性があり、超伝導送電線や医療用・磁気浮上列車用ソレノイド磁石への展開が期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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