研究課題/領域番号 |
17H03322
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
高山 純一 金沢大学, 地球社会基盤学系, 教授 (90126590)
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研究分担者 |
二神 透 愛媛大学, 防災情報研究センター, 准教授 (40229084)
稲葉 英夫 金沢大学, 医学系, 教授 (60159952)
柳澤 吉保 長野工業高等専門学校, 環境都市工学科, 教授 (70191161)
中山 晶一朗 金沢大学, 地球社会基盤学系, 教授 (90334755)
西野 達也 金沢大学, 地球社会基盤学系, 准教授 (90403584)
藤生 慎 金沢大学, 地球社会基盤学系, 准教授 (90708124)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 3次救急医療・救急搬送 / ドクターカー・システム / ドクターヘリ・システム / 国保データベース(KDB) / 後期高齢者データベース / 災害時道路網信頼性 / AED / 医療・介護・福祉情報の一体管理 |
研究実績の概要 |
超高齢社会における安全・安心なまちづくりを進めるためには、日常はもちろんのこと災害時においても安心して暮らせる救急体制の確立が重要である。本研究では、3次救急医療・救急搬送の地域格差解消の対策(3次救急の高度化)と災害時同時救急要請に対応可能な救急車の最適配車検討システムの開発、ならびに医療・福祉・介護の一体化を目的に、国保データベース(KDB)、後期高齢者データベースを含めた各種情報のデータベース化による一元管理の可能性を検討した。具体的には、地域特性の異なる中山間地域(石川県加賀地域:小松市、能登地域:羽咋市)を対象として、国保データベース等を活用した潜在的救急要請の需要予測、ミクロ交通シミュレーションを活用した救急車の最適配車システムの検討モデルの作成、ドクターカー・ドクターヘリの最適役割分担検討システムの開発を行った。 平成30年度は、前年度の成果を踏まえ、これまで開発してきたネットワーク信頼性解析に必要な基本モデルをもとに、中部エリアの道路信頼性評価を行った。 また、今年度は3次救急において、特に、発病してからの対応時間の制約が厳しい「心停止」(心臓発作等によるもの)を対象に、AEDの最適配置検討手法の開発を行った。これは、現在AEDが配置されている期間は、主に学校やスポーツ施設、図書館など公共施設が中心であり、24時間で対応ができない場合が多い。しかし、心停止は約6割が自宅での発症となることが救急搬送データの分析より明らかであり、日中の発症とは限らない、このことを考えるとAEDを24時間対応できる施設での配置画必要不可欠である。そこで、今年度は24時間対応が可能な「コンビニエンスストア」、「交番」等を対象に最適配置を検討するシステムの開発を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
前年度の研究成果を元に、2年目(今年度)は研究計画とおり、研究を進めることができた。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度に向けて、6名の研究分担者と協力(連携)し、研究成果が上がるよう努力したい。
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