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2018 年度 実績報告書

文化と景観およびその保護手法の研究-農業景観・里地里山景観の保全管理の課題

研究課題

研究課題/領域番号 17H03371
研究機関筑波大学

研究代表者

稲葉 信子  筑波大学, 芸術系, 教授 (20356273)

研究分担者 斎藤 英俊  京都女子大学, 家政学部, 教授 (30271589)
平賀 あまな  東京工業大学, 環境・社会理工学院, 特任准教授 (90436270)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード文化的景観 / 農業景観 / 世界遺産 / 持続可能な開発 / SATOYAMAイニシアチブ
研究実績の概要

1.国際機関による農業景観の保全にかかる施策の補足調査:国際機関が行う農業景観・里地里山景観の保全に関連する施策に関するインタビューや文献調査による情報収集を、平成29年度に継続して行った。
2.諸外国の施策及び主要な農業景観の保全管理の状況調査:上記国際機関の施策調査に並行して、諸外国の農業景観・里地里山景観の保全について調査を実施した。平成29年度に行った欧州における主要各国の施策の補足調査を行うとともに、北米のカナダ及びアメリカ合衆国、アジアではインドネシア及び中国、南米ではペルーの施策について調査を行った。生業としての農業、コミュニティとその文化の維持などとの関係などの観点からの情報収集に努め、特に世界遺産とGIAHSの双方の認定の枠組みがかかっているフィリピンと中国の事例については、これらの認定・支援制度を運営する国際機関とその専門家の関わり方、支援の仕組みの流れ、連携あるいは競合の実態と程度、またこうした国際的な支援の仕組みと、当該国の文化・自然遺産の保護制度及び食糧農業政策との関係、関係省庁のデマケーションの問題について調査し、自国の制度整備が追い付かない状況で国際機関が保護に関与する場合の保全管理の課題について情報を得るように努めた。
3.農業景観・里地里山景観の保全に関する文献調査及び国内比較調査:本研究の基礎資料として必要となる農業景観・里地里山景観の施策、保全管理に関する文献調査を行った。また国内の農業景観について比較研究のための事例調査(京都府内漁村景観)を継続して行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

農業景観・里地里山景観の保全に係る国際機関の施策に関する情報収集は、おおむね順調に進展している。各国調査について北米、アジア、南米を開始し、これもおおむね順調に進展している。

今後の研究の推進方策

平成30年度までに行った国際機関及び諸外国の施策調査を継続するとともに、外国人専門家を招聘してこれらの成果を検証する国際会議などの機会を設けて、研究成果をまとめる。

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公開日: 2019-12-27  

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