研究課題/領域番号 |
17H03413
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造・機能材料
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
三浦 博己 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (30219589)
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研究分担者 |
小林 正和 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20378243)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | マグネシウム合金 / 多軸鍛造 / 超微細粒 / 高強度 |
研究成果の概要 |
降温多軸鍛造(dMDF)と冷間多軸鍛造(rMDF)の組み合わせプロセスによって、マグネシウム合金の超微細粒化と超高強度化を試みた。dMDF後にrMDFを施したところ、累積ひずみ増加とともに引張強度は増加し、AZ91Mg合金とAZX61Mg合金でそれぞれ最大引張強度580MPaと520MPaを達成した。しかし、700MPaには達成できなかった。この結果は、dMDF中に生成したβ相が変形双晶の発達を阻害し、結晶粒の超微細化を抑制したことによると判断された。さらに、超微細粒AZ80Mg合金の超塑性を利用した温間押出により、中空管を得て、最大引張強度414MPaを達成した。
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自由記述の分野 |
材料工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
希土類の添加を必要としない超高強度マグネシウム合金の開発は、我が国の材料戦略上極めて重要であり、特に超々ジュラルミン代替材として構造部材に適用できれば、我が国の新技術・新産業分野開拓に及ぼすインパクトは極めて大きい。 世界的に研究ブームとなっている巨大ひずみ加工を難加工材であるマグネシウム合金に適用し、これまでの2倍近い強度を達成する技術開発と材料組織設計は、学術的にも極めて波及効果が大きい。
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