アンモニアNH3は水素社会のエネルギーキャリヤーとして注目されている。現行法であるハーバー・ボッシュHB法は多くのエネルギーを消費しており(CO2を排出しており)、改良/代替法の登場が待たれている。このため固体触媒、錯体触媒、電気化学、プラズマの分野でより効率的な合成法の開発が競争的に展開されている。我々はプラズマ法を研究した。これまでのプラズマ法ではHB法に活性な触媒成分がそのまま採用されることが多かったが、我々は研究の途上で内部金属電極が良い触媒となることを見いだした。次いで、Ni担持アルミナ等がこの反応の良い触媒となることを究明した。本研究の収率6%はこれまでの最高の成績である。
|