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2020 年度 研究成果報告書

マグネトソーム膜のin vivo改質による膜タンパク質の機能向上

研究課題

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研究課題/領域番号 17H03466
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 生物機能・バイオプロセス
研究機関東京農工大学

研究代表者

吉野 知子  東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (30409750)

研究分担者 田中 剛  東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20345333)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード膜タンパク質 / リン脂質 / マグネトソーム / 磁性細菌
研究成果の概要

本研究では、磁性細菌を宿主として用い、膜タンパク質の精製や再構築膜の作製等の前工程を必要とせずに創薬探索に直接利用できる、新しい膜タンパク質の調整方法を開発した。磁性細菌が生合成するマグネトソーム(磁性粒子)を被覆する脂質膜を膜タンパク質のプラットフォームとして用い、遺伝子工学的な手法により膜組成を改質することで、ヒト由来膜タンパク質の機能発現を実現した。この方法により創製したヒト由来膜タンパク質-磁性粒子複合体は、創薬研究のハイスループット化を実現する画期的な方法へ応用することが可能である。

自由記述の分野

生物工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

膜タンパク質は、細胞のストレス応答やシグナル伝達などの生命現象を司る重要な役割を担い、主な臨床治療標的である。治療薬の多くがこの膜タンパク質に直接的または間接的に作用することから、膜タンパク質の解析ツール開発は創薬研究への貢献が期待できる。本研究では、マグネトソーム上への膜タンパク質発現に加え、さらなる機能化、利用性の拡大を図るためにマグネトソーム膜の改変技術を確立した。本技術により、創薬研究のハイスループット化を実現する画期的な方法を提供すると共に、膜タンパク質の活性と脂質組成との関連性の包括的な理解が進むことが期待されることから、学術的な意義は大きいと判断される。

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公開日: 2022-01-27  

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