研究課題
MPDスラスタの推進性能と耐久性の向上を目指し、最適な外部磁場の形状・強さ、スラスタ本体とシステム構造、作動条件の提案を行った。1)すでに測定してある推進性能と数値シミュレーションの結果を比較検討した。その結果、スラスタ本体、および全体システムの構造を変更した。さらに推進性能を正確に予測できる計算コードを構築すると共に、スラスタ設計のための相似則を提案した。2)全く水冷をしない、完全輻射冷却式MPDスラスタを設計した。外部磁場の印加は水冷コイルではなく、永久磁石で行った。電源システムも水冷せず、その作動電力域は5-30kWと設定した。これまでの実験結果と流れ場の数値計算の結果を総動員し、スラスタ本体・システム全体の熱計算を行い、スラスタシステムの最適熱設計をした。その結果、最良の熱特性が得られる構造、材質が提案できた。こうして、最適熱設計による、完全輻射冷却式外部磁場印加型MPDスラスタシステムが最終提案できた。
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2020 2019 その他
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (3件)
機械の研究, 養賢堂
巻: Vol.71, No.3 ページ: 171-180
Proceedings of 36th Int. Electric Propulsion Conference (IEPC 2019), University of Vienna, Vienna, Austria
巻: IEPC-2019-130 ページ: 1-15
https://www.youtube.com/watch?v=ejJcDAHJp60&feature=youtu.be
https://www.osaka-sandai.ac.jp/fc/en/mech/labs.html
https://www.osaka-sandai.ac.jp/fc/news/10188.html