研究課題
2018年度早期にジャイロトロンを核融合研に移設・加熱装置室所定の場所にジャイロトロンを設置後、斉藤、久保、田中、下妻,西浦に加え、福井大学工学研究科の大学院生2名が協力して、LHDまでジャイロトロン出力を伝送する3.5インチコルゲート導波管にジャイロトロン出力ビームを結合するミラー系、導波管真空窓および導波管切替器の製作、さらに、高感度受信系の動作確認後、LHD実験期間の後半にサブテラヘルツ帯ジャイロトロンを用いたCTS実験を試行するまで到達した。2019年度は、出力ビームを3.5インチコルゲート導波管系へ結合するミラー系の精密調整を行い、LHD本体室のLHD真空容器窓直前においてジャイロトロン出力の伝送を確認した。さらに、伝送系途中に挿入されている2つの偏波器の設定角度に対する伝送率の依存性マップを作成した。以上の準備を経て、LHD装置におけるCTS実験を行った。しかし、明確な散乱信号の受信にまで至っていない。CTS計測用光源としてのサブテラヘルツ帯高出力ジャイロトロンの発振特性,特にパルス幅全体にわたる単独発振の実現とモード競合計算による物理解釈を学術論文にまとめて投稿、査読を経て発行された。さらに、2017年度のジャイロトロン特性測定実験で発見した多周波数発振現象を国際共同研究として解析し、理論的な解釈とともに国際会議44 International Conference on Infrared, Millimeter and Terahertz Wavesで発表するとともに、学術論文にまとめて投稿した。
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2020 2019 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 1件、 査読あり 3件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 3件、 招待講演 1件)
Journal of Instrumentation
巻: 15 ページ: C01002-1-10
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Journal of Infrared, Millimeter, and Terahertz Waves
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