研究課題/領域番号 |
17H03554
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
高橋 均 新潟大学, 脳研究所, 非常勤講師 (90206839)
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研究分担者 |
小野寺 理 新潟大学, 脳研究所, 教授 (20303167)
加藤 泰介 新潟大学, 脳研究所, 特任准教授 (30598496)
田中 英智 新潟大学, 脳研究所, 特別研究員 (80612225)
豊島 靖子 新潟大学, 脳研究所, 准教授 (20334675)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | タウオパチー / アストロサイト / 4-リピートタウ / 進行性核上性麻痺 / 皮質基底核変性症 / globular glial tauopathy |
研究成果の概要 |
本研究では、4-リピートタウオパチーであるPSPとCBDにおける病的アストロサイトの分子生物学的特性を解明するとともに、アストロサイトに特徴のあるタウの蓄積を示す新たな疾患群の有無を検討した。前者については、細胞範囲の選択的・的確な同定と良質なサンプル調整が困難であり、中途、断念せざるを得なかった。後者については、globular glial tauopathy (GGT)の6例を同定し、病理学的に明確にII型 (n=3)、III型 (n=3)に分類可能であること、両者間においてアストロサイト内タウ蓄積の過程に相違のあること、一方で、蓄積タウの生化学的性状はPSPに類似していることを示した。
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自由記述の分野 |
神経病理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は神経変性疾患の病的蛋白のひとつであるタウを扱ったものある。今日、世界的にもPSPやCBDの臨床診断の確立、その病理学的研究の推進が望まれている。我々は、PSPやCBDの研究と併せ、世界に先駆けて、アストロサイト胞体内に4-リピートタウの蓄積を特徴とする新たな疾患の存在を報告してきた。今回、それらの症例も含め、globular glial tauopathyの6例 (Type II、3例;Type III:3例)の病理学、生化学、そしてタウ遺伝子の解析を行なった。本邦では、高齢・超高齢化社会の克服はまさにこれからという時代、認知症・運動障害に関わる神経変性疾患研究の重要性は言を俟たない。
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