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2019 年度 研究成果報告書

疫学解析と自然発症型モデル動物解析の融合による閉塞性肺疾患の包括的理解と創薬研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17H03570
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 実験動物学
研究機関熊本大学

研究代表者

首藤 剛  熊本大学, 大学院生命科学研究部附属グローバル天然物科学研究センター, 准教授 (80333524)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード閉塞性肺疾患 (COPD) / 並存疾患 / GLP-1 / 糖尿病 / 肥満 / 尿酸 / メリンジョ / マクロライド系抗菌薬
研究成果の概要

閉塞性肺疾患は,全世界で致死率の高い難治性の呼吸器疾患の総称である.本研究では,本申請者が,独自に確立したヒト病態を安定的に模擬するモデルマウス (βENaC-Tgマウス) の遺伝・薬理学的解析とヒト疫学解析を融合し,見出した新規因子に着目し,これらの因子に着目したアカデミア創薬のための分子基盤を確立することを目標とする.具体的には,GLP-1,糖尿病・肥満,尿酸に着目し,その治療標的妥当性の検証を行った.同時に,閉塞性肺疾患の病態や発症をコントロールする候補化合物の抽出を試み,その薬理学的な意義を検討した.

自由記述の分野

薬理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年,COPDの新たな特徴として,種々の併存疾患 (合併症) の存在が病態形成に影響を与えることが示唆されている.併存疾患 (合併症) への着眼は,これまでにない発想を生むと考えられ,新しい側面からのCOPD治療法の開発に貢献すると考えられる.また,本研究では,「ヒト疫学-動物モデル」双方向研究を実践するものであった.既存の呼吸器疾患研究では容易に着眼することがない因子を抽出可能であり,ユニークな疾患治療標的の同定に繋がるものであり,社会的意義は極めて大きい.

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公開日: 2021-02-19  

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