研究課題/領域番号 |
17H03621
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
システムゲノム科学
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研究機関 | 国立遺伝学研究所 |
研究代表者 |
有田 正規 国立遺伝学研究所, 情報研究系, 教授 (10356389)
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研究分担者 |
田中 謙 立命館大学, 薬学部, 教授 (60418689)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | マススペクトル / データベース / ライブラリ |
研究成果の概要 |
様々な脂質構造についてフラグメンテーションの様式を観察し、それに基づく理論スペクトルライブラリを構築した。配糖体やアシル化体を含む複合脂質について、構造の略記法をLipidMapsグループと共通化し、脂質サブクラスごとに典型的なプロダクトイオン情報を定めた。具体例として、スフィンゴミエリンのアシル化体や、ベータ位に水酸基のついた脂肪酸を含むセラミドなどを見出した。 また実測のMS/MSスペクトルから相関の高いピークを抜き出してライブラリを構築する手法を開発した。この手法を用いて、オールイオン法と呼ばれる極めて複雑なMS/MSスペクトルから低分子化合物に相当するスペクトルを抽出できた。
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自由記述の分野 |
バイオインフォマティクス
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでのメタボロミクス、リピドミクスは実測のスペクトルをライブラリとして代謝物の同定を実施してきたが、実測のスペクトルは測定条件等により大きく変化することが知られている。そのためスペクトルから普遍的なプロダクトイオン情報を抜き出してライブラリ化する作業が重要になる。本研究では低分子代謝物と複合脂質についてフラグメンテーションの動向を解析し、理論スペクトルを構築した。フラグメンテーションを知識として表現することでライブラリの多重化を防ぎ、代謝物を同定する作業の標準化に貢献する。
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