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2019 年度 研究成果報告書

細胞膜突出構造におけるBARタンパク質の集合機構とその生理機能

研究課題

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研究課題/領域番号 17H03674
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 細胞生物学
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

末次 志郎  奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (70345031)

研究分担者 小池 千恵子  立命館大学, 薬学部, 教授 (80342723)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードBARドメイン
研究成果の概要

細胞は生体膜によって構成され、生体膜は脂質膜で形成される。細胞表面においては、輸送すべき物質と結合した脂質膜の微小領域がくびれて切り離され、小胞となり脂質膜と一緒に輸送される現象が、細胞内の物質輸送において知られている。この現象は、より大きな病原体などの外敵や異物を取り込み消化する、免疫応答などにおいても見られ、ファゴサイトーシスと呼ばれ、重要な防御機構となっている。ファゴサイトーシスにおける異物を取り込む構造構築の仕組みとして、細胞生物学的な解析や生化学的な解析を行い、GAS7と呼ばれる細胞の生体膜の形状を制御するタンパク質の平面状での集合がファゴサイトーシスに必要不可欠であることも示した。

自由記述の分野

細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ファゴサイトーシスカップの形成機構は突出した膜であることから、細胞が移動するときに見られる先端部分のラメリポディア(葉状仮足)などの生体膜の構造との類似性が指摘されていた。しかし、どのようにして、膜構造が構築されるのか不明な部分が大きかった。本研究では、膜構造を直接形成する分子装置を見出すことにより、ファゴサイトーシスの形成機構を明らかにした。本研究により、細胞の構造構築が不明であったファゴサイトーシスの基本的な構造構築が明らかとなった。この成果には学術的な意義があり、また、その応用展開の可能性を持つことから社会的意義がある。

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公開日: 2021-02-19  

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