研究課題/領域番号 |
17H03683
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
発生生物学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
渡邉 正勝 大阪大学, 生命機能研究科, 准教授 (90323807)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | パターン形成 / 細胞間相互作用 / ゼブラフィッシュ / ギャップ結合 |
研究成果の概要 |
生物の発生そして器官形成において、細胞が集団を形成し、その集団がある決められた大きさと形をもち、また、異なる細胞集団との間に境界を形成する。この時、同種細胞間及び異種細胞間で行われる細胞間相互作用が重要役割を果たす。本研究では、ゼブラフィッシュの体表模様に注目し、黒色素細胞と黄色素細胞、それぞれが集団を形成し、一定の集団サイズを持ち、黒色素細胞-黄色素細胞間の境界(繰り返し構造、パターン)の形成メカニズムの解明を目指した。細胞間相互作用に関わる重要分子としてギャップ結合蛋白であるコネキシンに注目し、色素細胞における機能解析を行った
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自由記述の分野 |
発生生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生物の形態形成において、等間隔性や繰り返し構造といったある種のパターンが存在する。多くの場合、構成する細胞間の相互作用により細胞自律的にパターン形成が行われる。本研究では、ゼブラフィッシュの体表模様をターゲットに、細胞自律的パターン形成の分子メカニズムの解明を目指した研究を行った。体表模様を形成する2種類の色素細胞、黒色素細胞と黄色素細胞の間には、細胞間をつなぐ2種類のチャネル分子が発現し、パターン音形成、安定化に寄与している。今回の研究により、黒色素細胞と黄色素細胞の間にはチャネル分子の機能に依存した、電気回路のようなシグナルの伝搬様式があることが分かってきた。
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