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2019 年度 研究成果報告書

イネの発生・形態形成を制御する遺伝子機能の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17H03745
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 遺伝育種科学
研究機関東京大学

研究代表者

平野 博之  東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00192716)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード発生・分化 / メリステム / 葉の発生・形態形成 / 分げつ / 腋芽形成 / 遺伝子 / 翻訳制御 / イネ (Oryza sativa)
研究成果の概要

作物の形態は農業形質と密接に関連しているため,分子育種による作物の品種改良には,発生学的理解が不可欠である。本研究では,単子葉植物のモデル生物であり重要な作物の1つであるイネ (Oryza sativa) を研究対象として,その発生や形態形成の制御機構の解明を目指して研究を行った。葉や分げつが異常となった変異体を用いて,葉の形態形成や分げつを制御するいくつかの新しい遺伝子を同定し,その機能を解析した。また,葉の初期発生を制御する鍵遺伝子の機能を明らかにするとともに,腋芽メリステム形成時に幹細胞を維持する遺伝的ネットワークを解明した。

自由記述の分野

植物発生遺伝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果は,イネの葉の形態形成や分げつ機構の理解を深めるのみでなく,その機能をシロイヌナズナなどの真正双子葉植物と比較することより,遺伝子機能の共通性や独自性の理解も進むことが期待される。したがって,本研究はイネという単独の植物の発生機構の理解にとどまらず,被子植物の発生や遺伝子機能の進化などの理解にも貢献すると考えられる。
また,分げつ形成は穂の数の制御に直結し,葉のサイズや形態は光合成機能とも関わってくる。したがって,イネの発生機構の理解は,作物としてのイネの形態改変にも重要な知見を与えることになり,品種改良による収量増産など農業にも貢献すると考えられる。

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公開日: 2021-02-19  

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